物流用語集
コラム
2023年5月5日
目次
あ行~
アイテム
商品(品目)をさすことが多い。SKUと同意で用いる事も多いが、企業によっては商品のくくり(単位や色等は関係なく)使用するところもある。
アイドリングストップ
アイドリングストップとは、信号待ちや荷物の積み降ろしなど車両停止時にエンジンの作動を停止することを言います。
自動車のエネルギー消費(燃料消費)を抑え、二酸化炭素の排出量を削減するのに有効な手段であり、エコドライブの中でも重要な取り組みに位置付けられています。
アイドリング状態にあるときの1時間当たりの燃料消費量は、その自動車のエンジン排気量の約10%程度に相当します。つまり、排気量10リットルの大型車のエンジンならば、1時間のアイドリングで1リットルを消費することになります。
アイドルタイム
ロス時間。作業時間の中で、作業員の指示待ち・機材の故障等で作業が止まっている時間帯。
アウトソーシング(outsourcing)
業務の一部を外部専門業者に委託すること。日本では物流分野の一括アウトソーシングはサードパーティロジスティクスと呼ばれている。
アクィジション、セール&リースバック
アクィジション、セール&リースバックとは、物流不動産(物流ファンド)企業が、荷主企業や物流事業者の所有している物流施設を購入し、その後再び同じ企業と賃貸借契約を結ぶことです。それにより元の所有企業は従来通り物流施設を使用することができるシステムとなっています。
ビルド・トゥ・スーツ(オーダーメイド型)やマルチテナント型(複数企業向け)と並び、物流不動産(物流ファンド)企業による物流施設開発・管理運営手法の一つです。
固定資産(不動産)をオフバランス化(バランスシートに載せない)することで、減損会計導入への対応や財務体質の強化(資産の圧縮や自己資本比率の向上)が図られることになります。
アソート
アソートとは、仕分ける、分類するという意味ですが、倉庫や物流センターでは、入荷した商品を所定の保管場所に棚付けしたり、保管場所から取り出した商品を出荷先別に仕分けたりする意味で使用されています。
デジタルアソートシステム(DAS)は、保管棚ごとに設置されたデジタル表示器に表示された指示数に従って棚付けする、仕分け作業支援システムです。これにより商品知識がなくても作業ができ、また生産性を上げることができます。同様な作業支援システムとして、デジタルピッキングシステム(DPS)がありますが、こちらは、保管棚に設置されているデジタル表示器に従ってピッキング(集荷)を行う、作業支援システムです。
アボイダブルコストルール
アボイダブルコストルールとは、「回避可能経費」のことで、JR貨物がJR旅客会社に支払う線路使用料のうち、貨物列車が走行しなければ回避できる経費(例えば摩耗によるレール交換費用など)のみJR貨物が負担するというルールです。
国鉄民営化に伴い、線路は旅客会社の財産となり、JR貨物会社は旅客会社に線路使用料を払うことになりましたが、経営が脆弱なJR貨物への支援策として導入されました。これによりJR貨物は、一般的に適用される線路使用料の10%程度の負担で済んでいましたが、整備新幹線の開業により在来線がJR旅客会社から分離された際、このルールが維持できなくなると危惧されたため、JR旅客会社が支払う新幹線貸付料をこれに充てることとし、アボイダブルコストルールは現在まで維持されています。
アンカー
固定ボルト。ラックを床に固定する部品のこと。
インコタームズ
インコタームズとは、1936年に国際商工会議所(ICC)が制定した貿易取引条件のことです。その後たびたび改定が行われ、現在はIncoterms2000として、輸送費や危険負担範囲の違いによる13種類の貿易取引条件を制定しています。
<出荷条件>
EXW(工場渡し)
<運賃買い主負担条件>
FCA(運送人渡し)、FAS(船側渡し)、FOB(本船渡し)
<運賃込み条件>
CFR(またはC&F、運賃込み)、CIF(運賃保険料込み)、CPT(輸送費込み)、CIP(輸送費保険料込み)
<到着条件>
DAF(国境持ち込み渡し)、DES(本船持ち込み渡し)、DEQ(ふ頭持ち込み渡し)、DDU(関税抜き持ち込み渡し)、DDP(関税込み持ち込み渡し)
インストアマーキング
製造・出荷段階でJANシンボルを印刷できない商品(量り売り商品、生鮮食品等)を、POSシステムで商品管理をするため等に、小売業にて印刷されるものがあります。
これを「インストアマーキング」と呼びます。一般流通ではなく自社店舗内のみでの商品管理のために付けられる独自の番号のバーコードのことを言います。
インストアマーキングとして使われる商品コードは流通用のJAN13コードと桁数は同じですが、各桁に対する意味付けを店舗毎で自由に設定できます。
店舗独自のコード体系ですので、自社又は自倉庫・自工場内では使えますが、他店舗にも流通する一般的な用途では使うことができません。
インターモーダル輸送
インターモーダル輸送とは、一契約で、複数の輸送手段を組み合わせ、途中積み替えることなくドア・ツー・ドアの輸送をすることです。
「複合一貫輸送」とも訳されています。Interは「間、相互」などが語源で、この場合、「最適な輸送手段の組み合わせ」の意味があります。Modalは「形態上の」が語源で、航空機や船舶、自動車、鉄道などの輸送機関を指します。以前、自動車から鉄道・船舶へシフトする「モーダルシフト」を運輸省(当時)が使ったのに対抗して、建設省(同)が「モーダルミックス」、通産省(同)が「インターモーダル」を使用していた時期がありましたが、若干ニュアンスが異なります。最近では、「マルチモーダル」(=多様な輸送手段)が、高速交通や良好な交通環境をつくる、いわば「付加価値の付いたインターモーダル」の意味で使われています。
インタクトサービス
インタクトサービスとは、国際航空貨物輸送で使われる用語です。
例えば輸出する際、フォワーダーが航空会社に代わって個々の貨物をULD(Unit Load Devices:航空機の貨物室に搭載するための用具の総称)に積み付けを行い、貨物をULD単位で航空会社に引き渡します。仕向地でも同じくフォワーダーが航空会社に代わってULD単位から個々の貨物の取り降ろしを行うサービスのことです。
インタクトとは、「損なわせない」「そのまま」「完全に」などの意味があり、フォワーダーが自社上屋で貨物を積み付け・取り降ろしを行うことにより、貨物の品質を損なうことなく一貫輸送サービスを提供しています。
インテグレーター
インテグレーターとは、国際航空貨物分野で、航空会社(キャリア)とフォワーダー(利用運送事業者)両方の機能を併せ持つ運送会社を指し、インテグレイテッド・キャリア(Integrated Carrier)やフォワーダー・キャリア(Forwarder Carrier)とも呼ばれています。
インボイス
インボイスとは、貨物の送り状(明細書)のことで、荷送人(輸出者)が荷受人(輸入者)に宛てに発行するものです。
輸出貨物の記号、商品名、数量、契約条件、単価、仕向人、仕向地、代金支払い方法などが記載され、B/Lとともに輸出入通関手続きなどに用いられる貿易取引において必須の書類です。
また輸入者側では仕入れ書としても活用されます。
船積み貨物のために作成されるCommercial Invoice(商業送り状)と、輸入国が輸入価格の不正申告を防止するため輸出者に提出を義務づけるOfficial Invoice(公用送り状)がありますが、通常のインボイスは前者(商業送り状)を指します。
インランド・デポ
インランドデポとは、内陸地における保税蔵置場を核とした輸出入取扱拠点のことです。
梱包や通関、バンニング、デバンニングなど通常は港で行う作業を荷送人や荷受人の身近なところで行うことができ、「内陸貿易港」「内陸通関基地」とも呼ばれます。また港頭地区との間の輸送が保税運送扱いになれば、輸送費用部分についての消費税が免除される(免税扱いとなる)というメリットもあります。
ウィング車
ウィング車とは、トラックの荷室の側壁をはね上げ、側面を大きく開放することでフォークリフトによる荷役作業を容易に行えるようにした特装車のことをいいます。鳥が翼を高く挙げている状態に似ていることから、こうした名称がつきました。
装置の開閉は、油圧式や電動式のものが主流であり、パレット積載物の積み降ろしが容易なほか、雨天時でも比較的積載がし易いことなどがメリットとして挙げられます。
ウインチ
クレーン装置の1つ。巻上装置のことをいう。ウインチ操作レバーを操作するとモーターがドラムを回転させワイヤーを巻き下げする。
ウェイビル
ウェイビルとは国際物流における「貨物運送状」と訳されます。
発行されたB/L(船荷証券)を輸送中に紛失したり、荷受人がB/L入手前に貨物が到着した場合、貨物の引き渡しができないトラブルを防止するために使用されます。
荷受人は、記載の受取人であることを示せば荷物を受け取れます。
ただし、B/Lが貨物の所有権を表す「有価証券」であるのに対し、ウェイビルは「流通性のない運送状」「非譲渡性証券」とも呼ばれ、銀行が介在する荷為替決済には不向きです。
ウェーブピッキング
ピッキングには摘み取り式と種まき式がありますが、ウェーブピッキングとは双方の利点を取り入れた方法であり、WMS(倉庫管理システム)を採用している物流センターなどで見かけることができます。
具体的には、総量ピッキングを行う種まき式を細かく分けることで、ピッキング作業の効率化を図る手法です。WMSによるIT化で、細かく分けたピッキングの処理の順番を決めたり、総量が分かる前に一定数量(単位)のピッキングが行えるようにし、作業者の待ち時間減らしなどに効果があります。
ウォークスルー車
ウォークスルー車とは、運転席と荷台が一体となった構造のトラックで、運転席から荷物室へ直接移動できるので、こう呼ばれていますが、商品名は「クイックデリバリー(*)」といいます。
助手席がなく、左側から直に歩道へ出られるので、頻繁に繰り返される乗り降りの時間を節約できることから、宅配業務でよく使用されています。
1~2t積みが主流で、最近では宅配のほか移動パン屋などさまざまなサービスに使われるようになっています。
エアクッション
緩衝材の1つ。空気を入れたプラスチックフィルムなどを利用しての緩衝材。軽く、形も自在に出来る。利用時に空気を入れるものは、使用前の量を小さくできる。
エアサスペンション
サスペンションとは、車輪に車体を載せ付ける懸架装置のことですが、エアサスペンションは、振動や衝撃をソフトに受け止める空気バネを採用したサスペンションのことで、乗り心地が良いため観光バスやセミトラクタ、トレーラなどに多く装着されています。
エアスプリングとも呼ばれたり、車軸1軸に対し、左右に計4つのエアサスペンションを配置しているため、4バッグエアサスペンションと呼ばれることがあります。
エアローラー車(エアジョルダー)
エアー作動方式を採用し、トラック荷台に装着したローラーコンベアをエアホースでアップダウンさせます。
スムーズな貨物の移動を実現した荷役作業の省力化システムです。
エコグラフ
通常の運行記録計は、ドライバーの安全が目的であり、瞬間速度・運行距離・運行時間を記録しますが、エコグラフは車両に取り付けられたコンピューターにより車速・アクセル開度・エンジン回転および道路状況を取得する装置です。
これにより(1)省燃費運転(2)速度超過(3)アクセル操作(4)急減速(5)(早めの)シフトアップ(6)アイドリング(7)空ぶかし(8)連続運転など、エコドライブを実践しているかの解析が可能となります。
エコドライブ
自動車から排出される二酸化炭素の量を極力抑える運転の仕方のこと。
( 1)自分の燃費を把握しよう
( 2)ふんわりアクセル「eスタート」
( 3)車間距離にゆとりをもって、加速・減速の少ない運転
( 4)減速時は早めにアクセルを離そう
( 5)エアコンの使用は適切に
( 6)ムダなアイドリングはやめよう(アイドリングストップ)
( 7)渋滞を避け、余裕をもって出発しよう
( 8)タイヤの空気圧から始める点検・整備
( 9)不要な荷物はおろそう
(10)走行の妨げとなる駐車はやめよう
という10項目がエコドライブ10という推進事項になっている。
エコマーク
商品の生産から消費・廃棄にわたり、環境保全に役立つと認められた商品につけられるマークのこと。
このマークを活用し、消費者の環境を意識した商品選択や関係企業の環境改善努力を進めていくことにより、持続可能な社会の形成を図ることを目的とする。
エコレールマーク
エコレールマークとは、企業が行う鉄道輸送により環境負荷低減の取り組みを、企業の商品・カタログなど目に触れやすい媒体に表示することで、消費者が購入・消費する製品の物流について理解を深めてもらうことを目的としたマークです。
エコレールマークを表示できる基準(認定基準)は、(1)個別商品は数量または、数量×距離の比率で30%以上の輸送に鉄道を利用していること、(2)企業に関しては、数量または数量×距離の比率で15%以上の輸送に鉄道を利用していることなどです。
いずれも輸送距離(陸上)500km以上が対象となります。
エサフォーム
発泡ポリエチレン緩衝材のこと。
サンテックフォーム(板状の緩衝材)、メフやミラブロック(ともに成型品の緩衝材)等がある。
エスクロー
商取引の際に、購入者が第三者に代金を預けたことを確認してから物品を受け渡すという様な、第三者が決済を仲介することにより取引の安全を確保するサービスのこと。
エスケープ・クローズ方式
特恵税率の供与方式の一種で緊急時にのみ特恵関税が停止される方式のこと。
特恵受益国等を原産地とする特恵対象貨物の輸入が増加し、国内の産業に損害を与える可能性がある場合、国内産業保護をする為に緊急処置として特恵関税の適用が停止される。
エネルギー消費原単位(CO2排出原単位)
例えば5トン車(最大積載量4トン以上6トン未満)のディーゼル車のエネルギー消費原単位は積載率60%で0.0867リットル/t・kmとなります(最大積載量が大きいほど、また積載率が高いほど原単位は小さくなります)。省エネ法では、対象となる輸送事業者(車両を200台以上保有している事業者)および荷主企業(貨物輸送を委託している量が年間3,000トンキロ以上)は、年平均1%低減することが目標に定められています。
このため荷主企業は、トラックから消費原単位の小さい船舶や鉄道輸送へのモーダルシフトを推進することや、自家用貨物車から営業用貨物車への転換を図る、他の事業者との共同輸配送を行うことなどが求められています。
オーバーハング
オーバーハングとはトラック車重を支えるタイヤの中心から前と後ろの張り出た部分を言います。
前輪の張り出た部分をフロントオーバーハング、後輪の張り出た部分をリアオーバーハングと呼びます。
そして、その張り出た部分が右左折する際に反対車線などにオーバーして飛び出してしまう状態を『オーバーハング現象』と言っています。
オフレールステーション
オフレールステーションとは、最寄りの貨物駅との間をトラック輸送で結び、鉄道貨物駅と同じコンテナ取扱機能を持った拠点のことです。貨物列車の発着はありませんが、日本貨物鉄道(JR貨物)の貨物駅の一形態として位置づけられています。2000年10月に、これまで貨物駅のなかった埼玉県羽生市に設置されました。
その後、利用の減少した貨物駅が廃止され、その代替として最寄りの列車発着駅との間でトラック輸送していた「コンテナセンター」や「自動車代行駅」も、2006年4月から「オフレールステーション」の名称となっております。
オリコン(折り畳みコンテナ)
折り畳むことができる箱型の輸送容器のこと。プラスチック製が一般的で、リユースが可能。
安全ポール
フォークリフトなどによるラックの損傷を防ぐためのポールのこと。
安全管理規程
安全管理規程とは2006年10月に施行した運輸安全マネジメント制度(運輸安全一括法)により、すべての鉄道事業者、登録を受けたすべての内航海運事業者、300台以上保有するトラック運送事業者などに安全管理規程の作成および届出が義務付けられました。
安全管理規程に記載すべき内容は14項目ですが、経営トップのリーダーシップの下、安全管理体制を構築するという法の趣旨からは、特に「安全方針の策定」「安全重点施策の策定」「社内への情報伝達とコミュニケーション確保」「ヒヤリ・ハット情報の収集と活用」「安全マネジメント体制を確立するための教育・訓練」「定期的な内部監査の実施」が重要視されています。
制度創設から10年が経過し、国土交通省本省・地方運輸局はこれまで約5,000社に対しマネジメント評価を実施しており、事故の発生は減少傾向にあるがマネジメントレビュー(安全管理体制のチェックなどいわゆるPDCAサイクルによる継続的改善、および内部監査)がまだ十分とはいえないと評価しています。
安全在庫
リードタイムを勘案し、在庫切れをおこさない在庫数。需要の繁簡に対応し、品切れ・欠品を防ぐサービス水準を維持する数量。
安全性優良事業所認定制度
安全性優良事業所認定制度とは、トラック運送事業者の安全性に対する取り組みを評価し、認定する制度です。荷主企業や一般消費者がより安全性の高いトラック運送事業者を選びやすくし、またトラック事業者全体の安全性向上に対する意識を高めるための制度となっています。
安全統括管理者
運輸安全マネジメント制度(運輸安全一括法)により、全鉄道事業者、登録を受けた海運事業者、車両を300台以上保有するトラック運送事業者に、現場を直接管理する安全統括管理者の選任が義務付けられました。
安全統括管理者は、多数の運行管理者・整備管理者を統括し、輸送の安全を確保する仕組みを構築・維持し、安全管理規程を策定し、輸送の安全に関する計画策定・実行・チェック・改善(PDCAサイクル)する、現場の安全の最高責任者と位置づけられます。
中小の運送事業者では代表者(社長)が安全統括管理者を兼務する場合がありますが、同法の規定をみると、
・経営トップは輸送の安全確保に関し、安全統括管理者の意見を尊重する。
・経営トップは輸送の安全確保のために、業務の実施および管理の状況を確認する。
・統括支店長は、安全統括管理者の命を受け、管内支店長を統括し、指導監督を行う。
・支店長は、統括支店長の命を受け、輸送の安全確保に関し、支店内各課を統括し、指導監督を行う。
とあるように、通常は現場の責任者、すなわち統括支店長または支店長が安全統括管理者となります。
易損品
ガラス製品等の壊れやすい商品。
移載装置
荷物を受け渡すための装置。フォークリフト・ベルトコンベア等の機器が代表的。
移動ラック
棚の1種。床面を棚が移動でき、保管時はラック間を密着させ保管面積が少なくてすむ。
一括物流
一つの商品がつくられてから店頭に並ぶまでには、その過程でさまざまな物流が発生しますが、一括物流とは小売業の立場からメーカーや卸売業に対して求める物流システムを指します。
取り引きしている多くのメーカーや卸から、それぞれ別個に商品を納品されたのでは小売にとっては膨大な物流業務が発生することになります。このため専用の情報システムを駆使し、モノと情報を一元管理する手法が一括物流であり、小売業にとっての調達物流戦略と言い換えることができます。
一貫パレチゼーション
一貫パレチゼーションとは、作業効率の向上のため、パレット積みのまま発送から到着の荷卸しまで一貫して輸送する方式をいいます。
積卸しはフォークリフトによって行われます。積み替えの省力化の効果が著しく、コンテナやトラック、貨車の回転率が高くなり、また荷傷みが少ないなど多くの利点があります。
一期
保管期間の単位。1ヶ月を3つに分け、第一期は1日~10日・第二期は11日~20日・第三期は21日~末日としている。
一般貨物
特殊貨物以外の、特別の荷扱いや積み付けを必要としない貨物の総称。
一般貨物自動車運送事業
一般貨物自動車運送事業とは、他人の需要に応じ、有償で、自動車(三輪以上の軽自動車及び二輪の自動車を除く。)を使用して貨物を運送する事業であって、特定貨物自動車運送事業以外のものを言います。
つまり、トラックを使用して他人から運送の依頼を受け、荷物を運送し、運賃を受ける場合のことを指し、一般貨物自動車運送事業を経営しようとする者は、国土交通大臣または地方運輸局長の許可が必要です。
一般道路
法律上、明確な定義がなされている言葉ではないが、道路交通法関連法規である「交通の方法に関する教則(昭和53年10月30日国家公安委員会告示第3号)」においては高速道路(高速自動車国道・自動車専用道路)以外の道路を指している。また、有料道路や高速道路、私道ではない道路という意味でも用いられる。
あらゆる交通の用に供する道路ではあるが、自動車専用道路と同じく排気量125 cc以下の二輪車の通行が禁止されている路線もある。トンネルや橋、立体交差や連続高架など、通行が危険なために歩行者や自転車、場合によっては排気量50 cc以下の原動機付自転車の通行を禁止している区間などもある。
また自動車専用道路に準じた構造を持つ路線もあり、設計速度が高く最高速度が高速道路並みの70 - 80 km/hに指定されている区間も存在する。
なお「一般国道」とは、日本における高速自動車国道以外の国道を指すので意味が異なり、またそれには一般国道自動車専用道路を含むので一般道路に包含されない。
運行管理者
運行管理者は、「貨物自動車運送事業者(経営者)に代わって、トラックなど運行の安全を確保する業務」を行う人を指します。
国家資格(国土交通大臣により運行管理者証が交付されます)であり、運行の安全を確保する業務には、運転者の乗務割の作成、休憩・睡眠施設の保守管理、運転者の指導監督、点呼による運転者の疲労・健康状態などの把握、安全運行の指示などがあり、その責任は重大です。
運送約款
運送約款とは、運送人と荷主との間で運送契約の内容を定めたものであり、多数の荷送人との間での法律関係を画一的、迅速に処理することを目的とした規程を指します。
荷送人と運送人との間で特に「特約」がない限り、運送契約は運送約款に従うことになります。
運転手の拘束時間
拘束時間を含む、運転手の労働時間は厚生労働省告示(自動車運転者の労働時間等の改善のための基準=通称、改善基準)により定められています。
拘束時間とは、労働時間(所定労働時間プラス所定外労働時間)に休憩時間を合わせた全体の時間を指します。ドライバーの場合、運転時間以外にも休憩をしたり、荷物の出荷を待ったり、洗車をしたりと、自由にできない時間があるため特別に定められたものです。
1日の拘束時間は原則13時間以内、延長する場合は最大16時間。1カ月の拘束時間は原則293時間以内、最大320時間。年間の拘束時間は3,516時間以内と、細かく定められています。
なぜかというと、ドライバーの仕事は繁閑の差が大きく、日によっても、運行距離によっても異なるためです。したがって、1日13時間に収まらない場合は最大16時間まで伸ばすことができますが、1日15時間を超えられるのは1週間に2回までとされています。
1カ月の拘束時間も同様で、会社と労働組合(または従業員代表)との協定があれば1年間のうち6カ月までは最大320時間まで延長することができます。
最終的に、1年間の拘束時間が3,516時間(293時間×12カ月)以内にしなければなりません。
運輸安全マネジメント
運輸安全マネジメントとは、すべての運送事業者が、安全性向上のための計画を作成(Plan)し、計画に基づき安全対策を実施(Do)し、実施したことによる効果を評価(Check)し、計画を改善して実施する(Action)という手順を継続的に行い、輸送の安全レベルアップを図ることです。
これにより、貨物自動車運送事業であれば車両300両以上を保有する事業者(175社)は安全管理規程を作成し、安全統括管理者を選任することが義務付けられました。それ以外のすべての運送事業者も、輸送の安全に関する基本方針や目標、事故に関する情報を毎年度公表しなければなりません。
営業トラック
トラック運送事業者が保有し、他者の貨物を有償で輸送するトラックのこと。緑地のナンバープレートが使われる。
営業倉庫
他人の物品を保管するため、倉庫業法に基づき国土交通大臣の許可を受けた施設のこと。
保管や荷役、包装、仕分け、流通加工、情報提供などの設備に加え、効率化を図るための設備も施された倉庫が多い。
営自転換
営自転換とは、自家物流から外部委託することにより、トラック輸送を自家用から営業用にシフトすることを指します。
トラックの積載効率(最大積載量に占める積載量)は営業用・自家用ともに低下傾向にありますが、それでも営業用の方が高いため、営業用トラックの割合が増えることにより平均積載量は増加します。
トラック1台あたりの積載量が増えることは、貨物量原単位あたりのCO2排出量も削減されることになります。自家用と営業用の1トンキロあたりのCO2排出量の差は約800グラムといわれ、トラックによる貨物輸送量の1%が自家用から営業用に移ることにより、約240万トンのCO2排出量が削減されると試算されています。
越境EC
越境ECとはe―コマース(電子商取引)を介して、自国以外の消費者に物品やサービスを販売することです。
・日本・米国・中国の3か国間における越境電子商取引の市場規模
平成27年において、日本の消費者による米国及び中国事業者からの越境EC(越境電子商取引)による購入額は2.2千億円(前年比6.9%増)、米国の消費者による日本及び中国事業者からの越境ECによる購入額は9千億円(前年比11.1%増)、中国の消費者による日本及び米国事業者からの越境ECによる購入額は1.6兆円(前年比32.7%増)となりました。
越境ECの展開は、「1.国内にサーバーを設置」「2.国内のECプラットフォームに出店」「3.海外のプラットフォームに出店」「4.海外にサーバーを設置」の4パターンがあります。
1. 国内にサーバーを設置
消費者が個人輸入の形態で商品を購入する場合であり、事業者側はサイトの翻訳、消費者の問い合わせ、国境をまたいだ配送手配を自社で対応する必要があります。
2. 国内のECプラットフォームに出店
海外向けのEC展開のノウハウがない場合でもアプローチしやすい反面、プラットフォームの方針にビジネスが左右される側面があります。
3. 海外のプラットフォームに出店
AlibabaのTaobaoに代表されるように、現地のプラットフォームを活用することで集客や決済などがしやすいメリットがある反面、出店手数料などの諸費用が必要となる場合もあります。
4. 海外にサーバーを設置
自由度は高まりますが、出先国の法制度や商慣習に合わせたオペレーションが対応すべてを行うことが前提です。
後入先出法
後入先出法(あといれさきだしほう)とは、後に取得したものから順に払い出されると仮定して、棚卸資産の取得原価を払出原価と期末原価に配分する方法である。
英語では、LIFO(Last In, First Out)という。対義語は先入先出法(FIFO)。
後入先出法は2010年4月1日以後開始する事業年度から廃止すると、2008年9月26日 企業会計基準委員会が発表した。
合積み
積み合わせ輸送のこと。
複数の荷主の貨物を1台のトラックに混載して輸送します。
混載するため、輸送料金が安くなるメリットがあります。
上屋
上屋とは、保税地域にあって、輸出(本船に積み込む前)および輸入(本船から荷揚げされた)貨物の一時保管・荷捌きを行う施設のことです。
貨物の分類・仕分け・検査・税関手続き・一時保管の一切を行いますが、一時保管という点で、一般の倉庫(保管・貯蔵が目的)とは区別され、上屋は港湾運送事業法、倉庫は倉庫業法に属します。
民間業者が整備・運営するものと、港湾管理者が行う公共上屋があります。また、輸出入貨物を保税(関税が保留された状態)のまま置いておける上屋は「保税上屋(Bonded Shed)」と呼ばれます。
置き場渡し
置き場渡しとは、荷受人が指定した場所へ運送業者が荷物を運び置く配送方法です。
荷受人が用意したトラックに、ドライバーが荷物を積み替えるケースもあります。
荷物が大型の場合など、指定の置き場に置くスペースがないというトラブルもあるので事前に確認が必要でしょう。
か行~
カートン
厚紙製の箱のこと。 一定数の製品を紙箱に詰めた単位としても使う。
カートンクランプ
箱型などの荷物を直接挟み込んで運搬することが出来るフォークリフトアタッチメントのこと。
カウンターバランス型フォークリフト
前方に貨物を搭載するフォーク部分があり、後方に貨物とのバランスをとる重量部分のある一般的に屋外で使われているフォークリフトのこと。
全長が長いので回転半径が大きいという欠点はあるが、走行性に優れ重量物の取扱いに適する。
カゴ車
運搬用台車の一種でロールボックスパレットのこと。
キャスター付きで網状または格子状で作られたかご状の容器。仕分け場の一時保管やトラックの積込場までの搬送や拠点間のトラック輸送などに用いられる。
パネルの折りたたみや取り外しが可能で、返送時などは体積を小さくできる。カーゴテーナとも呼ばれている。
カテゴリー納品
納入業者が店舗に商品を納入する際に、売り場の構成に合わせて、あらかじめ同一種類の商品を取り揃えて納品する方法のこと。
店舗側では商品の補充や陳列作業の効率化が可能となる。
キャリヤーズバック
運送会社が荷主から作業料を徴収し、複数の荷主のLCL(Less Than Container Load)貨物をCFS(Container Freight Station)で コンテナに混載すること。
積込みの不備による損害は運送者の責任となる。
クイック・レスポンス(QR)
クイック・レスポンス(QR)とは、アパレル産業を中心に行われているサプライチェーン管理(SCM)手法の一つです。
国内生産の衣料品のローコスト化を実現するためにスタートしました。QR活動では、(1)市場投入開始時期になるべく生産開始を近づける、(2)シーズン中に売れ行きを見ながら生産できる仕組みを作るために、商慣行の見直しや情報支援の強化を行う、などが行われています。
クーリエサービス
クーリエサービスとは、書類(契約書、船積み書類、設計図、商品目録といった業務用資料など)、フロッピーディスクのような小型少量物品を、航空機を利用してドア・ツー・ドアで輸送するサービスのことです。クーリエはフランス語で「急便」の意味です。
料金は、航空運賃、集配料、通関料などが含まれた通し運賃(パッケージ料金)となっています。
これに対し、商品サンプルや機械部品などの小型軽量貨物は「スモールパッケージ」(SP)に分類されます。重さは、クーリエサービスが平均約1kgなのに対し、スモールパッケージは平均約8kgです。
グリーン経営
グリーン経営とは環境負荷の少ない事業運営と訳され、自社の環境保全活動への取り組み状況を把握し、改善活動を進めることを指します。
トラック、バス、タクシー、フェリー(旅客船)、内航海運、倉庫、港湾運送の各事業には改善活動を進めるためのマニュアルがあり、交通エコロジー・モビリティ財団が認証機関となり、グリーン経営推進マニュアルに基づいて一定のレベル以上の取り組みを行っている事業
者に対して、審査の上認証・登録を行っています。
クロスドック
かつて物流センターは大量の在庫をもって需要に対応することが主な機能でしたが、最近では多品種の商品を荷受けして直ちに需要先に仕分けして発送する機能が重視されています。このような積み替えを中心とした拠点機能をクロスドックと呼んでいます。荷受けの接車場(ドック)から、発送の接車場(ドック)へ貨物が移されていくことからこのような名称が付いたと言われています。
クロスボーダー
クロスボーダーとは、クロス(越える)ボーダー(国境)は、文字通り「国境を越える」ことですが、転じて「国際間取引」のことも指します。このため、金融をはじめさまざまな世界で使われており、例えばM&Aの対象が海外企業の場合は「クロスボーダーM&A」と言ったりします。
物流の世界では、2国間あるいは多国間にまたがって輸送する場合を指し、輸送・通関・積み替えをスムーズにし、リードタイム短縮を実現することで、顧客のサプライチェーンを最適化するサービスの名称に用いられます。
ゲインシェアリング
ゲインシェアリングとは、荷主企業と物流事業者が、物流合理化によるメリットを双方で分け合う「成果配分制度」のことです。3PL(サードパーティーロジスティクス)はこの制度により注目されたとも言われています。
つまり、物流事業者側からの業務改善提案の結果、物流コストダウンが実現した場合、そのコストダウン分の一部を物流事業者に還元することで、Win-Winの関係を築き上げるとするものです。
ゲート車
車両の後部に荷を持ち上げる装置がありますが、それをパワーゲートといいます。つまりゲート車とはパワーゲートを搭載した車両のことです。
パワーゲートは積み降ろしの際にゲートを開いて使用し、ゲートは電動モーターまたは油圧で昇降します。
パワーゲートという呼び名は極東開発工業の商標名ですが、今は広く認知されているため、商標名で呼ぶことも多いようです。
けん引車
一時に大量の荷物を運搬する場合に、トレーラー等をけん引する為の車輌のこと。
トレーラーを連結し、1台のけん引車でけん引運搬することができる。大型で重い荷物はトレーラーに載せてけん引運搬するのが一般的。
コーナーパッド
箱の補強、物品を安定させて衝撃・摩擦を防ぐための当て物で、特に物品の隅部分用につくられたパッドのこと。
コールドチェーン
コールドチェーンとは、生産地から小売まで所定の温度(冷蔵・冷凍)に保ったまま流通させる手法を指します。
食品などの品質(おいしさ)を保つため、流通全般(生産地・卸売市場・小売とそれらを結ぶ物流)にわたって管理の鎖(チェーン)が切れないようにすることであり、このため低温ロジスティクスとか、生鮮SCM(サプライチェーンマネジメント)とも呼ばれています。
コンテナ
内部に物を納めるための容器のこと。
一般的な貨物コンテナは、大きさなどの規格がISOによって国際的に統一されている「国際海上貨物用コンテナ」と呼ばれるものである。
国際海上貨物用コンテナでは、複数の長さがあるが主に長さが20フィート (6,058mm)、40フィート (12,192mm) の2種類が使われている。
コンテナの取扱量を示す単位TEUは、20フィートコンテナ1個分を1TEUとしている。
また航空機運搬用では、海上輸送用とは別規格で国際的に統一されている航空貨物用コンテナがある。
コンテナオンフラットカー
フラットカーにコンテナを積んで内陸に輸送すること。
フラットカーとは、コンテナ貨物輸送に供される鉄道台車の一種である。
コンテナターミナル
コンテナの海上輸送と陸上輸送の結節点となる港湾施設の総称のこと。
コンテナ船を付ける岸壁やガントリークレーン、コンテナヤードなど様々な施設で構成されている。
コンテナフレートステーション
コンテナフレートステーションとは、輸出入コンテナの専用の上屋(一時保管・荷捌き場)を指し、CFSと呼ばれます。コンテナヤード(CY)と同様、通常船会社または船会社指定の港湾運送事業者が所有・運営しています。
輸入の場合、FCL(1社貸切)はCYで通関され、コンテナのまま荷主に届けられますが、LCL(混載)の場合はCYからCFSに横持ちされ、そこでコンテナから貨物が取り出され、輸入通関が行われた後に、荷主に引き渡されます。このためLCLにはFCLにないCFSチャージが運賃のほかに加わります。
コンテナヤード
コンテナヤードとは、保税地域にあって、港頭地区(岸壁後背地)で海上コンテナを一時保管しておく施設のことです。CY(通常、シーワイ)と呼ばれています。通常、船会社または船会社指定の港湾運送事業者が所有・管理しています。
輸入の場合、FCL(1社貸切)貨物では、CYに搬入された時点で輸入申告(コンテナ扱い)が可能になります。輸出、輸入ともに、CYを利用した通関手続きを行うことで、リードタイム短縮が可能となります。
コンテナ扱い
コンテナを利用して輸出(積戻しを含む)、輸入される貨物をコンテナに詰めたまま輸出、輸入申告し、許可を受ける取扱いのこと。
化成品
工業原料として主に用いられる、化学的な組成、性質を特徴とする商品のこと。
仮ロケーション
仮ロケーションとは、入荷時など正式なロケーションが決定するまでの間の、在庫の仮置き場です。仮ロケで在庫を一時的に保管し、入荷検品などを済ませた後に正式なロケーションへ移動します。また、入荷当日に発送する場合など、保管ロケーションに在庫を移動せずに仮ロケからそのまま出荷する場合もあります。
貨物運送取扱事業法
各運送事業法(道路運送事業法、通運事業法、航空法、海上運送法、内航海運業法など)ごとに規程されていた運送取扱事業の制度を、事業規制の簡素化と合理化を目的に1本化した法律のこと。
従来は貨物運送取扱事業を利用運送事業(許可制)と運送取次事業(登録制)に区分していた。
なお、貨物運送取扱事業法は2003年4月施行の法改正により、貨物利用運送事業法に改められ、運送取次事業については自由化された。
貨物軽自動車運送事業
貨物軽自動車運送事業とは、他人の需要に応じ、有償で、自動車(三輪以上の軽自動車及び二輪の自動車に限る。)を使用して貨物を運送する事業のことを言います。
つまり、軽トラックを使用して他人から運送の依頼を受け、荷物を運送し、運賃を受ける場合のことを指し、一般軽自動車運送事業を経営しようとする者は、営業所を管轄する運輸支局長へ届出が必要です。
貨物利用運送事業
貨物利用運送事業とは、貨物の運送を業として(有償で)運送する事業のうち、実運送事業者の行う運送を利用して行う事業のことをいいます。
車両を自ら持たない利用運送事業者のことを「水屋」と呼ぶこともあります。
貨物利用運送事業の輸送モード(実運送事業者)には、次の4つが含まれます。
・船舶運送事業者
・航空運送事業者
・鉄道運送事業者
貨物自動車運送事業者(一般貨物自動車運送事業者又は特定貨物自動車運送事業者)
なお、貨物自動車運送事業者のうち、貨物軽自動車運送事業者は、貨物利用運送事業法における「実運送事業者」に含まれていないため、軽自動車や2輪車(バイク)などの運送機関を使った利用運送は、貨物利用運送事業には該当しません。
回収物流
返品される商品や使用済みの製品、包装資材等を含む廃品、リサイクル物質の回収を行う物流のこと。
他に静脈物流や、リバースロジスティクスという。
回転フォーク
フォークリフトアタッチメントのこと。
フォーク差し込み容器と併用し、所定の場所でフォークを回転させ、生コンや液体などの運搬物を放出させることができる。
回転棚
収容棚が水平または垂直に循環し、所定の出し入れを行う場所に移動できる棚のこと。
ピッキングが可能なものもあり、省人化、省スペースが可能。
水平回転棚と垂直回転棚の2種類がある。
外形標準課税
外形標準課税とは、2004年4月から資本金1億円を超える企業に対しスタートした地方税のことです。法人事業税のうち、4分の3は従来通り所得に対して課税(所得割)、残る4分の1を外形標準課税としました。外形標準課税は、付加価値割額と資本割額で構成されます。付加価値割額は、法人の事業活動規模を示すもので、報酬給与額(給与・賞与・手当て・退職金など)、純支払利子(支払利子から受取利子を引いた額)、純支払賃借料(土地・建物に対する支払賃借料から受取賃借料を引いた額)の合計(収益配分額)に単年度損益(繰越欠損金控除前の税法上の所得)を加えた(赤字企業の場合は控除した)額(付加価値額)の0.48%相当分です。したがって、物流センターなどの賃貸物件を所有している場合、影響が出ることになります。
幹線輸送
輸送拠点に荷物を集め、別の拠点へ一度に大量に輸送すること。
大量輸送機関を利用することで輸送費削減に繋がる。幹線輸送の両端末で小口の集荷、配送を行うことを端末輸送という。
環境ロードプライシング
一定の混雑地域に進入しようとする自動車に課金し、交通量を抑制することをロードプライシング(特定地域自動車入域課金制度)といい、主として沿道環境の改善を目的とする場合「環境ロードプライシング」と総称しています。
ロードプライシングには、特定エリアや特定道路の通行に課金する「課金型」と、有料道路料金を調整することで交通需要を調整する「料金調整型」があります。
環境会計
環境会計とは、企業活動(事業活動)における環境保全のためのコストと、その活動により得られた効果を可能な限り定量的(金額または物量単位)に測定することを指します。環境保全への取り組みを効率的かつ効果的に推進していく内部機能と、測定結果を環境報告書などを通じて社会(外部の消費者、投資家、地域住民など)に伝達する外部機能に分けられます。
例えば、環境物品(環境保全型製品・サービス)を調達(購入)した場合の通常の購入との差額、容器包装など低環境負荷化のためにかかったコスト、回収・リサイクルのためにかかったコスト、地球環境保全のために要したコストなどを投資額、維持運営費、減価償却費または設備リース費ごとに明らかにするとともに、その合計額を算出し、それらを行ったことによる効果(直接・間接)をできるだけ数値化し、対策費と効果を対比できるようにします。
経済産業省では、特に中小企業がこれらに取り組むことは人的・予算的にかなりの負担になる場合があるとして、簡易な「環境活動評価プログラム」を策定し、普及を図っています。
環境報告書
環境報告書とは、企業が環境改善に向けての自社の取り組み状況をまとめた報告書です。内容は、経営責任者の緒言、環境保全に関する会社の方針・目標・計画、環境マネジメントに関する状況、環境負荷の低減(CO2排出量の削減や廃棄物の排出抑制など)に向けた取り組みの状況などが述べられています。
緩衝材
輸配送中の荷物を、外部からの衝撃や振動から保護するクッション材のこと。発泡スチロール、気泡緩衝材、段ボール等が用いられる。
館内物流
館内物流とは、1つの建物内に入っている複数のテナントに荷物を集荷・配送することで、高層ビルの場合は「縦持ち」とも呼ばれています。
さらに、複数の建物が集積している地域全体での集配も館内物流と呼ぶ場合があります。東京・丸ビルなどがこれに当たります。
建物内に搬入貨物車用の駐車スペースがない、あるいは不足しているため周辺の路上に駐車しなければならなかったり、貨物専用エレベーターが設置されておらず効率的な配送ができないなどの問題点が指摘されており、端末物流と同様に館内に共同の集配センターを設置して荷捌きや検品作業などの物流業務を一元化して効率化を図るとともに、ビルのセキュリティ向上などに役立っています。
危険品倉庫
法律上の7類物品(消防法が指定する危険物や高圧ガスなど)を保管する倉庫のこと。普通倉庫の一種。
保管する物品の種類によって、「消防法」、「高圧ガス保安法」、「液化石油ガスの確保及び取引の適正化に関する法律」など、関係法の規定を満たしている必要がある。
危険物
引火性物質、爆発性物質、毒物、劇物、放射性物質など危険性のある物質の総称。法令により、貯蔵、取扱い、運搬方法などについて規制されている。
危険物輸送
法律で定められた危険物を輸送すること。
危険物輸送は法律により輸送方法や条件が定められている。
経済産業省、消防庁、厚生労働省、文部科学省などが所轄しており、該当する法律は火薬類取締法、高圧ガス保安法、消防法、毒物および劇物取締法、放射能障害防止法、薬事法などがある。これらの法律において、危険物の種類、数量の表示、有資格者の乗車、検査、立ち会い義務、輸送経路の届出、消火器の設置などがそれぞれに定められている。
危険物容器
危険物を輸送する際に使用する容器のこと。
危険物を船舶で輸送する場合には、「危険物船舶運送及び貯蔵規則」(昭和32年運輸省令第30号、以下「危規則」という。)に従って行わなければならず、危規則第8条第3項第1号に「告示に定める危険物を船舶により輸送する場合にあっては、検査を受け効力(unマーク)を有する表示が付されている容器及び包装によらなければならないこと」と定められている。
また、船舶以外で輸送する場合には、各々の基準がある。
寄託
受寄者が寄託者のために物を保管することを約する契約のこと。
帰り便
主にチャーター便の運行における、着地から発地までの片道の運行のこと。発地から着地までの「行き便」に対し、「帰り便」は荷物が無いこともあるため、帰り便を有効活用するサービスが増えている。
求貨求車
ネットワークを通じて、事前に荷主が荷物情報を出したり、運送業者が車両情報を提供し、相互に情報を有効活用する仕組みのこと。
許可限度重量
許可限度重量とは、トレーラ連結車が道路を走行する際、道路が加重に耐えられないことを考慮して定められたもので、許可限度重量は最遠軸距(トラクタヘッドの一番前のタイヤの軸からトレーラの一番後ろのタイヤの軸までの長さ)と車両総重量で定められています(車両制限令)。
例えば、最遠軸距が8メートルであれば限度重量(車両総重量)は25トンまで、セミトレーラ(トラクタとトレーラ1両で構成)連結車の場合最遠軸距が16.5メートル(最大値)であれば限度重量36トンまでとなっています。これはあくまで高速道路および指定道路で走行できる限度重量であり、基準を超えるもの、指定以外の道路では道路管理者から特殊車両通行許可を受けなければなりません。なお、指定道路は橋梁などを補強した上で、自由走行できる区間は徐々に広がっています。
許容荷重
単位面積あたりにかかる荷重で長期にわたり使用できる最大重量のこと(類義語:耐荷重)。
搬送装置や保管棚の一段に載せることのできる荷重の最大値。
共同配送
個別配送を行っていた複数の荷主が共同し、配送荷物をまとめて積み合わせて配送すること。
共同配送のための施設を共同配送センターと呼ぶ。
共有建造方式
共有建造方式とは、国内船を建造する際、海運事業者と独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)が費用を分担し、完成後も費用の分担割合に応じて一定期間共有する方式のことです。
駆動軸
駆動軸とは、エンジンからの出力(動力)を駆動輪へ伝達するための回転軸のことをいう。
プロペラシャフト・ドライブシャフトの2つが存在し、前者は変速機から終減速装置へ、そして後者は終減速装置から車輪へとそれぞれ動力を伝えている。
駆動輪
駆動輪(くどうりん)とは、原動機の起こした力を直接受け回転運動に変換し、それを利用して動く車輪のことを指す。
計画配車
効率的物流を目的として、事前に配送先、配送量、配送地域などがわかっている場合にその配送日の配送計画を立て、それに対応した配車をすること。
欠品
出荷時点で、該当商品の在庫がなく納品できないこと。
検品
商品が納品された際に、品質や個数、内容を検査すること。
原材料倉庫
製造に必要な原料や材料を保管するための倉庫のこと。
源流管理
源流管理とは、企業自らが環境負荷の源流となっているとの視点から、企業の社会的責任として環境負荷を低減する手法を指します。限られた資源を有効に使う社会、つまり「循環型社会」を形成するため、調達→生産→流通→使用・消費→回収→再資源化の循環過程を効率的に回していくための物流、いわゆる「循環型ロジスティクス」を構築する必要があります。その循環型ロジスティクスの機能として、(1)省資源(資源をなるべく使わない)(2)還流促進(リユース・リサイクルを考えた設計)(3)源流管理(4)コラボレーション(できるだけ既存のシステムを利用したり、他社との共同システムをつくること)の4つがあります。
源流管理に携わるのは、企業の物流・ロジスティクス部門であり、物流企業が中心となります。例えば、包装・輸送・保管・荷役・流通加工・情報加工などの各過程で環境負荷を発生する要因を洗い出し、各企業がすべきこと、および対策を立て実行に移します。
企業(荷主)の物流・ロジスティクス部門から物流企業へ、物流企業から企業(荷主)の物流・ロジスティクス部門へ提案することも必要になります。
企業の物流・ロジスティクス部門が直接管理できない場合は、例えば企画・設計部門に対しロジスティクスの視点から製品プロセスの最適化を求めるなど、他部門への働きかけも必要になります。さらに、行政や対産業界、対消費者に対し情報を発信したり、提言することも大切です。
現実全損
絶対全損ともいう。保険目的の完全減失または保険目的に対する支配力の完全喪失などによる被保険利益の全面的消滅のこと。
個建て運賃
個建て運賃とは、貨物1個ずつに算定する運賃のことで、宅配便、急便、メール便などの運賃に適用されています。
これらは、利用者が一般消費者の場合が多いため、わかりやすくしなければならず、サイズ区分、重量区分と距離(地帯区分)に応じて確定額で定められています。
通常、個建て運賃は宅配便運賃に適用されます。これに対し、積み合わせ運賃は、一口ずつの重量と輸送距離により決められ、口建て運賃と呼ばれています。このほか、一車両を貸し切って行う貸切運賃は車種・距離・時間制による運賃建てが行われています。
固定ロケーション
倉庫内で商品別の置き場を決め、つねに同じ場所で保管すること。
配置を把握している作業者にとって ピッキングの効率がよい。しかし、商品別に棚を準備するため、空間にムダが多くなりがちである。
交換配送
異なる2つ以上の企業間で、互いに、地域もしくは配送車を交換して配送する、一種の共同配送のこと。
互いに帰り便の混載率を心配することがないため、コスト削減を図ることができる。
交通需要マネジメント
道路渋滞の緩和を、利用者側が利用時間の変更、経路の変更、手段の変更、自動車の効率的利用、発生源の調整など交通行動を調整することにより交通需要を調整する手法をTDM(Traffic Demand Management)と呼びます。
秋葉原電気街地区で行われているTDM実証実験を例にとると、共同納品センターを設け、店舗・メーカー・物流事業者がルールを定め地区内の店舗へ共同配送しトラックの地区内の乗り入れ台数を減らします。また丸の内地区に駐車場を確保し、丸の内~秋葉原間の循環バスを確保することで一般車両の地区内乗り入れ台数を減らします。つまり物流・人流両面からTDMが行われています。
工業包装
工場から店頭に並ぶまでの輸送の際に生じるダメージからの保護のみを目的とした包装のこと。
輸送包装(transport packaging)、荷造包装とも呼ばれ、目的を達する必要最小限の包装を施せばよいため、包装費用も少ないほどよい。(対義語:商業包装)
工程管理
入荷から保管・仕分け・客先配送までの過程を支障なく行うための工程の総合管理のこと。
工程間倉庫
工程間の需要供給を調整するために中間製品を一時的に保管する倉庫のこと。
国際標準輸送ラベル(ISO15394)
ISO15394とは、地域や業界を超えたグローバルな標準物流ラベルのことです。物流事業者、発着荷主用のスペース、ライセンスプレート(梱包識別番号)で構成されています。
2000年4月に「出荷・輸送および荷受け用ラベルのためのバーコードシンボルおよび二次元シンボル」(ISO15394)として、日本でも2003年にJIS-X-0515として規格化されました。ラベルの上段が物流事業者用のスペースとなっており、配送元の名前・住所、配送先の名前・住所、物流事業者として必要な配送通知番号、原産国、荷姿、体積、重量などの情報を記入することができます。顧客用(荷主と配送先)スペースには、取引先コード、注文番号、製品番号、数量、ロット番号などの情報を記入することができます。
国際複合一貫輸送
国際複合一貫輸送とは、国際間で行われる複合一貫輸送のことです。複合運送人が一元的責任体制の下に荷主と複合運送契約を結び、案件ごとに通し運賃を設け、通し積荷証券を発行して、貿易貨物を輸送することを意味します。
グローバル化の進展で国際間での物流が増加の傾向にありますが、諸手続きを簡素化した海上輸送、航空輸送から内陸輸送への一貫したサービスが強く求められています。近年は貨物の所在なども情報化の進展でリアルタイムで把握できるなど、国際複合一貫輸送の環境整備に一段と関心が高まっています。
国際物流特区
国際物流特区の正式名称は「構造改革特区」で、特定の地域だけ全国一律の規制とは違う制度を認めることです。
経済の活性化のため、規制改革による構造改革は欠かせませんが、全国的に実施に移すには時間がかかります。そこで、民間や地方公共団体からの立案により規制の特例を導入し、地域の活性化につなげるとともに、成功事例を全国へと波及させることが狙いです。織田信長時代の「楽市楽座」、江戸時代の「出島」が今でいう特区にあたります。国際物流特区は、税関の執務時間の延長、保税蔵置場の設置緩和、重量物輸送の制限緩和、物流産業の集積などが主な内容となっています。
梱包
輸送するために取り纏めた荷物を、木製容器、鋼製容器、段ボール容器などで包装し、緩衝、固定、防水などを施す作業のこと。
混載
一つのトラックやコンテナに2種類、2荷主以上の貨物を積み合わせること。
その貨物を混載貨物(consolidated cargo)という。
混載業者
混載業者とは、複数の荷主からの小口貨物を1つにまとめる事業者を指しますが、物流の業態によって多少意味合いは異なります。例えばトラックでは、特別積み合わせがこれに相当し、小口貨物の集荷・集約・仕分け・配達などの一連の業務を行う事業者を指します。
海運ではLCL(小口貨物)をコンテナ1個分(FCL)に仕立てる事業者を指します。海運・航空輸送分野ともフォワーダー(利用運送事業者)イコール混載業者であり、みずからが荷送り人(海運会社や航空会社にとっては荷主)となって運送契約を結びます。
運賃率は重量逓減制をとっているので、混載し重量を多くすることで運賃の差益を得ることができます。
混載便
複数荷主の持つ多くの商品を貨物としてひとつの輸送機関に積み合わせ輸送する方式のこと。
貸切運賃
車両(トラック等)を貸し切って運行する際に適用される運賃のこと。拘束時間・走行距離・行き先(例:都道府県単位)等によって決められることが多い。
通い箱(通函)
組立工場の物流拠点と部品工場、部材製造や供給メーカー間の半製品輸送に用いられ、繰り返し使用される箱のこと。
主にダンプラコンテナ、プラスチック成形コンテナ、折りたたみ式コンテナや、その他段ボール箱等も通い箱として用いられる。
さ行~
サイドシフト
フォークリフトアタッチメントのこと。
バックレストごとにフォークが左右にシフトするため、目標位置が多少ずれてもシフト操作だけで正確なフォーク差し込み位置へのセット、決められた場所への積み付けが可能となる。
サイドシフトフォーク
フォークリフトの差し込む2本の爪が左右にスライドすることが出来るアタッチメントのこと。
シーアンドエア
シーアンドエアとは、海上輸送の運賃の安さと航空輸送のスピードの速さを組み合わせた複合輸送のことです。
例えば、日本から北米経由欧州までの輸送をすべて船舶で行えば30日程度かかりますが、北米(西海岸)までコンテナ船で運びそこからアムステルダムまで航空で輸送すれば14日程度で済みます。
参入が容易であること、運賃設定が自由であることから、現在では北米経由欧州向け、東南アジア経由欧州向けなど、遠距離の欧州向けを中心としたルートが多くなっています。
シェイクハンド輸送システム
シェイクハンド輸送システムとは、幹線(長距離輸送)の起点と終点が全く逆の2社が連携し、中間地点でドライバーのみが交代する輸送システムのことです。
例えば東京から大阪に運行しようとする大型トラックと、大阪から東京に運行しようとする大型トラックがあった場合、東名高速道路の中間地点の浜松サービスエリアあたりで相手の会社のドライバーが交代し、再びもとの起点に向けて運行します。
このシステムを導入すると、ドライバーの労働時間が短縮できるほか、繰り返し走行となることで時間当たりの走行キロも増加します。
また、自社で帰り便を確保する必要もなく往復の車両稼働率を維持することができます。
シャーシプール、バンプール
シャーシとは、コンテナを載せるトラックの台車のことです。コンテナと一体化してトレーラ(非けん引車)となるため、転じてコンテナ専用トレーラを指すこともあります。
バンはもともとは「幌付荷車」や「有蓋貨車」の意味で、箱形のトラックの荷台のことです。
プールは「水たまり」「置き場」が語源で、この場合は「駐車場」の意味で使われます。
海上コンテナを船舶から降ろして陸上輸送するまで、あるいは陸上輸送してきたコンテナを船舶に積むまで、港頭地区の埠頭の後背地に一時置きするスペースをシャーシプール、バンプールと呼び、転じてコンテナの集積・保管、受け渡しを行う場所の意味で使われています。
ジャストインタイム物流
トヨタ生産方式(TPS)を物流に応用したもので、「必要なものを、必要な時に、必要な量だけ配送する物流システム」のこと。
これにより、生産現場での在庫量を減らし、作業効率を上げ、スペース改善につながり、コスト低減を実現します。
その一方、指定時間納入を求められるため、ドライバー不足の状況にあって、早めに着いて待機することは手待ち時間の発生につながる、多頻度小口輸送により積載率が低下するなどの問題も指摘されています。
それらを解決するキーワードに「クロスドック」「共同配送」「ミルクラン方式」があります。
クロスドック拠点を設け、入荷された品物をただちに積み替えることで拠点の在庫回転率を向上します。共同配送やミルクラン方式(巡回集荷)を採用することで、トラックなどの積載率向上につなげます。
ジャストインタイム物流の考え方を用いたものに、アパレルなどを中心に導入されているQR(Quick Responce)や、加工食品などで導入され、POSを製配販が共有して迅速に供給するECR(Efficient Consumer Responce)などがあります。
ジャックナイフ現象
大型貨物トレーラが高速走行時に急ブレーキや急ハンドルをかけると、トラクタ(けん引車)は停止あるいは左右に移動しようとしますが、後ろのトレーラは重量があるため慣性によってそのまま進もうとします。
その結果、連結部が後ろから無理やり押されたり振られたりして、トラクタとトレーラが「くの字」に曲がり、操縦不能になる状態のことをジャックナイフ現象といいます。
シュート
各出荷方面毎に商品を配分するためのコンベヤの出口のこと。
シュリンク包装
荷物を専用ビニールフィルムで覆い、加熱収縮させて荷物を強く固定保持する包装方法のこと。書籍包装などでよく利用される。
ジョルダー
ジョルダーとは パレットに載せた商品を短縮移動させるための装置 (商品名)。 トラックの荷台やコンテナにレールを埋め込んで利用する。 使用法としては、その埋め込まれた床板のレール上にパレットを載せてからジョルダーをレールにセットし、ジョルダーの起こし棒を使ってテコの原理で持ち上げる。
シングルウィンドウ化
物流に直接関係するものとして輸出入・港湾関連手続きがありますが、この手続きの一元化をシングルウィンドウ化と呼んでいます。意味は、ワンストップサービスと同じであり、新総合物流施策大綱の柱として2001年9月から関係9省庁が連絡会議を設置して検討を進め、実現しています。
具体的には、通関情報処理システム(NACCS)、港湾EDI、乗員上陸許可支援システムなどを相互に接続し、1回の入力・送信で関係府庁に対する必要な輸出入・港湾関連諸手続を行うことが可能になっています。
これにより、情報の重複入力の手間を省くことや、1つの窓口から申請を行うことが可能になり、例えば輸入手続きに87時間(1998年)かかっていたものが、今後大幅に短縮され、ひいては国際物流の効率化に寄与するものと期待されています。
シングルピッキング & トータルピッキング
ピッキングとは、出荷指示に基づき、商品を保管場所から集めてくることです。その際、出荷先別(店舗単位)に集品するのを「シングルピッキング」、商品単位に総量集品し、その後出荷先別に仕分けるのを「トータルピッキング」と呼んでいます。
シングルピッキングは、オーダーピッキングまたは「摘み取り式」とも呼ばれ、複数の出荷指示を並行して作業することができます。トータルピッキングは、バッチピッキングまたは「種まき式」とも呼ばれ、シングルピッキングに比べ作業者の移動距離が少なくて済みますが、集品後に出荷先別に仕分けを行う必要があります。
DC(ディストリビューション・センター)であっても、一概にシングルピッキングか、トータルピッキングかは決められず、商品の保管状況や出荷指示の特性に応じたピッキング方式の採用が重要となります。
スーパーエコシップ
スーパーエコシップとは、内航海運のコスト削減、快適な労働環境、環境負荷低減を実現するため開発されている船舶で、次世代内航船ともいわれています。従来型のガスタービンと比べ燃料消費量を約30%削減する高効率舶用ガスタービン(スーパーマリンガスタービン)や、推進効率を10%程度増加させる2重反転ポッドプロペラを採用することにより、運航抵抗を約10%減らし、積み荷高を20%増大させるほか省人化を図り、またNOxを90%、SOxを60%、CO2を30%削減させます。
スーパーグリーン・シャトル列車
スーパーグリーン・シャトル列車とは、10tトラックの荷台と同じ大きさである31ft(フィート)の大型コンテナを20個積載可能な専用列車です。
2006年3月から東京~大阪間(東京貨物ターミナル~安治川口)で運行を開始しました。
スーパー中枢港湾
スーパー中枢港湾とは、コンテナ物流において、アジアの主要港をしのぐコスト・サービスを実現する先導的・実験的な試みを行う港のことです。中枢国際港湾(*)の中から、2005年7月に京浜港、名古屋・四日市港、大阪・神戸港が指定されました。現在、京浜港は横浜・本牧地区、名古屋港は飛鳥埠頭南地区、大阪港は北港南地区(夢洲)、神戸港はポートアイランド第二期地区で次世代高規格コンテナターミナルの整備が行われています。次世代高規格コンテナターミナルを整備することで、船舶の大型化への対応、ターミナル・荷役機械などの使用料の戦略的な低減、貨物の夜間搬入システム、税関・入管・検疫(CIQ)も含めた24時間フルオープンを実施し、港湾コストは釜山・高雄並み、リードタイムはシンガポール並み(約1日程度)とすることを目指します。また将来的には、次世代高規格コンテナターミナルと一体化したロジスティクスパーク(物流管理機能・流通加工機能を有する自動化倉庫などを立地・集積)を整備し、臨海部での付加価値の高い大規模ロジスティクスハブの形成を目指します。
(*)中枢国際港湾=欧米などとを結ぶ国際幹線航路に就航する大型コンテナ船が寄港可能な大水深で高規格なコンテナターミナルを有する港湾。東京湾、伊勢湾、大阪湾および北部九州が該当する。
スタイロパック
発泡スチロールの緩衝材のこと。
形状がカール状のため、絡まりによりクッション効果がある。そのため、緩衝性が高く商品の荷動きを防ぎしっかり固定することができる。
ストレッチフィルム
パレットに積まれたタンボールを固定するために使用する粘着フィルムのこと。保管時や輸送中の荷崩れを防止する。
ストレッチ包装
伸縮性のあるプラスチックフィルムをパレット上の物品の周囲に巻き、複数個の荷物を一つにまとめること。
パレット積みの荷崩れ防止となる。
スピードリミッター
スピードリミッターとは、時速90kmを超えると、アクセル操作をしても加速できなくなる制限付きの装置のことです。大型貨物自動車(車両総重量8トン以上または最大積載量5トン以上)の速度超過による追突事故を防止するため、2003年9月から新車への装着が義務付けられました。
使用過程車については、1年間の経過措置の後、次の車検までに取り付けることとなり、最大で3年間の猶予が設けられました。現在、その期間も過ぎ、大型貨物自動車約78万台のうち、94年排出ガス規制適合車以前の車などの対象外を除き、約52万台(装着率67%)に装着されています。
スマートIC
スマートICとは高速道路のサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)に設置されたETC(自動料金収受システム)専用の仮出入口(インターチェンジ)のことです。SAやPAから一般道への接続に用いられています。
国土交通省が既存の高速道路の有効活用や地域経済活性化、渋滞緩和などを目的として、建設・管理コストの安いICの導入を検討するため、現在全国で26カ所のスマートICが設けられ、利用実態の調査(社会実験)が行われています。
スマートシティ
ITや環境技術などの先端技術を駆使し、街全体の電力有効利用を図ることによりエネルギー・資源などを効率よく使うことが可能な環境配慮型都市のこと。
スマートグリッド、交通システム、都市システムを総合的に組み合わせた街作りを行ない、地球規模の環境問題や資源枯渇などの課題に対応することを目的としている。
セール&リースバック(Sale&LeaseBack)
荷主企業や物流事業者の所有している物流不動産を物流不動産企業が購入し、その後再び同じ企業と賃貸借契約を結ぶこと。
元の所有企業は従来どおり物流不動産を使用することが可能となり、固定資産(不動産)をバランスシートに載せないため、減損会計導入への対応や財務体質の強化を図ることが出来る。
ゼロ・エミッション
ゼロ・エミッションとは、「生産活動などの結果、排出される廃棄物をなくす」ことで、廃棄物対策とリサイクル推進について定めた循環型社会形成基本法(2000年施行)の目標となっています。
廃棄物をなくすには、リデュース(資源を大切に使い、ゴミを減らす)、リユース(繰り返し使う)、リサイクル(再生利用する)の3Rを実践すること、つまり資源を極力使わないか、または使ったとしても効率的に使うことが重要です。
物流分野でもゼロ・エミッションの取り組みがさまざまな場面で進められています。代表的な例は、回収包装材の使用を減らすため、折りたたみ式のリターナブル容器を用いたり、包装材の材質に木材や発泡緩衝材の使用を極力減らす企業が徐々に増えています。またクロスドック機能を強化し、幹線輸送と集配送の一貫輸送システムを構築して、包装材を使用しないなどの事例もみられます。
トラック輸送自体、排出ガスを出すわけですから、海運や鉄道にモーダルシフトしたり、共同配送などにより実車率を向上させ車両台数を減らすこともゼロ・エミッションに向けた取り組みということができます。
センターフィー
物流センターへ商品を納入した際に発生するセンター使用料のこと。
物流センター内の作業内容等によって料金が異なる。
ソースマーキング
ソースマーキングとは商品の製造または出荷段階で商品包装や容器に商品コード(バーコード)を印刷することです。
バーコードはJANシンボル(通常13ケタ)が用いられ、これにより製造履歴、工程管理、自動識別が可能となり、物流効率化に役立ちます。バーコードは「45...」から始まるものと「49...」から始まるものがあります。ソースマーキングに対し、製品やロットごとに履歴管理のためのロット番号・シリアル番号や食品の賞味期限を変更する必要がある場合、製造工程内で印字することを「ダイレクトマーキング」と呼びます。また、メーカーや卸売業者が小売店に出荷する際に、値札を発行する用途だけで印字することを「ベンダーマーキング」と呼びます。さらに、販売直前に切り分ける生鮮食品など小売店で印刷されるものを「インストアマーキング」と呼び、バーコードは「20~29...」から始まります。
一方、バーコードでなく「ICタグ」を商品の製造・梱包または物流段階で取り付けることを「ソースタギング」(Source Tagging)と呼んでいます。
ソーター
物品を、品目別、発送方面別など、所定の場所に仕分けする機械のこと。
物品に貼り付けられたバーコードラベルなどを読み取ることで、自動的に仕分け作業を行う自動仕分けソーターというものもある。
最大積載量
機器の仕様により指定されている積載可能な最大重量のこと。
最適配車システム
コンピューターにより効率的な配送ルートを計算する車両運行支援システムのこと。
デジタルマップを利用して必要な配送先の位置、配送条件等を入力すれば、コンピューターにより計算されマップ上に配送経路、配送順が表示される。
従来は、配車係が自らの経験により配送ルートを決めていたが必ずしも効率的ではなく、顧客ニーズの厳しい現状にも対応するため開発された。
才
才は尺貫法(※)の単位(容積)で、今でも船やトラックの荷物の容積を表す物流業界特有の単位に使用されています。
1才は1立方尺のことです。1尺=0.303mなので、1才≒0.0278m³になります。
1m³=1000ℓなので、1才=27.8ℓです。
つまり、1辺が30cmの立方体が1才、タテ30cm×ヨコ60cm×高さ30cmの宅配で使用されている120サイズが2才となります。
容積を重さに換算する際、一般に1才=8kg(宅配は10kg)が採用されますが、物流会社によって異なります。1才=0.0278m³=8kg、∴1m³≒35才≒280kg
※尺貫法=日本古来の計量単位。尺(長さの単位)、貫(重さの単位)を基本の単位とする。1891年(明治24年)にメートル法に変わりましたが、1958年(昭和33年)まで併用して使用されていました。
長さの場合、1尺=30.3cm、1寸はその10分の1で約3cmです。
在庫
企業の商品が倉庫などにあること。またはその商品のこと。
また、会計用語で原材料や仕掛品、製品などが企業に保有されていること。またはそれらの財貨。
在庫回転率
在庫が一定期間の期首から期末(月や年単位)の間で何回転したかを示す指標のこと。
商品に絞っての指標の場合は、商品回転率と呼ぶこともある。
在庫 回転率(回)=出庫金額(年間の売り上げ)÷在庫金額(棚卸資産)
※在庫金額=(期首在庫+期末在庫)÷2
作業時間分析
対象とする作業を適当な要素作業に分けて、ストップウォッチなどで時間を測定し、作業時間を検討・分析する方法のこと。
作業時間を分析するとともに、作業を行うにあたり必要な標準時間を算出する。
産業廃棄物
廃棄物の処理及び清掃に関する法律では、次に掲げる廃棄物のこと。
1)事業活動に伴って生じた廃棄物のうち、燃え殻、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類その他政令で定める廃棄物
2)輸入された廃棄物
産業廃棄物は排出事業者に処理責任がある。
法的に取り扱いが異なるため、廃棄にあたっては、市町村等の一般廃棄物用の処理施設での処理・処分することはできない。
処理・処分に当っては、産業廃棄物を処理・処分できる許可を受けた産業廃棄物処理事業者へ処理・処分の委託をしなければならない。
仕分け
品物を種類・用途・宛先などによって分類していく作業のことをいいます。
仕分けには人の手で行う「手仕分け」と、機械によって行う「自動仕分け」があります。
しかし細かい品物や壊れやすい品物の場合、自動仕分けだけでは難しく、自動仕分けが導入されていても手仕分けと両方する場合が多いようです。
指定公共機関
指定公共機関とは、一般に、災害が発生した際に内閣総理大臣が災害対策基本法に基づき指定する公共機関(電気・ガス・輸送・通信などの公益的事業を営む法人)を指します。
物流に関しては、2004年9月に施行された国民保護法で詳細に規定されており、緊急物資輸送などの責務を負います。指定公共機関は、全国規模の物流事業者(政令で指定)と地域の物流事業者(条例で指定)がおり、有事の際に内閣や地方自治体の求めに応じ、あらかじめ作成した事業計画に基づき緊急物資輸送を行います。
全国規模の物流事業者は、国内旅客船11社、国内航空11社、内航海運5社、トラック5社が指定されています。
支払物流コストと物流コスト
支払物流コストとは、船舶やトラック、鉄道、航空などを利用した場合に支払う運賃、営業倉庫の利用料金、包装を社外に委託した場合に支払う委託料などを指します。
企業によっては、この「支払物流コスト」を「物流コスト」と考えているところもありますが、実際には、「自家物流コスト」も含めてトータルで考えなければ、真のコスト把握にはなりません。
「自家物流コスト」は、会社全体の「人件費」や「製造原価」に埋もれており、把握が難しいことが多いのですが、最近では多くの企業でこれを把握するようになりました。
2002年度にある機関で調査したところ、自家物流コスト54%、物流子会社支払分23%、支払物流コスト23%という結果が出ています。また、コストを機能別でみると、同じく2002年度で、輸送費が56%、保管費が18%、包装・荷役・物流管理費などその他が18%の構成になっております。
事業継続計画
事業継続計画(BCP)とは、災害発生時に公共機関や施設、事業者などが行動しなければならないことを盛り込んだ計画のことです。
これにより、物流機能をいち早く維持・回復し、緊急物資輸送を確保したり、経済活動を回復させることができます。BCP計画策定のため、事前にリスクを想定し、シナリオを描き、災害発生時に必要な業務とそのための経営資源をチェックし、組織を明確にし、場合によっては利害関係者との調整を行います。
特に港湾や空港では、社会資本(例えば航路や岸壁など)としての機能だけでなく、海運事業者・港湾運送事業者・税関あるいは港湾と接続する主要道路の通行機能など、多数の関係者が一体となって事業継続を確保する必要があり、現在、主要港湾・空港でBCP策定に向けた検討が行われています。
自社便
自社便とは、メーカーなどの荷主企業が自らトラックを保有し、物流を自前で行う輸送形態です。
一般の運送会社は他社(荷主)の荷物を有償で運ぶために運輸局から一般貨物自動車運送業あるいは特定貨物自動車運送業の許可を取得し、トラックのナンバープレートも緑ナンバーが交付されます。
自重
車輌やコンテナ等の輸送用具自体の重量のこと。空車自重や標記自重とも言う。
テールゲートリフターの搭載機器やバン車、ウィング車のような架装も車両自体に含む。
貨物だけの重量を実重量(積載重量)と言い、自重と実重量(積載重量)の合計を総重量と言う。
最大積載重量と自重の合計が最大総重量である。
自動車NOx・PM法
NOx(窒素酸化物=Nitrogen Oxides)、PM(粒子状物質=Particulate Matter)ともに自動車の排ガスに含まれる有害物質です。
NOxは、一酸化窒素(NO)と二酸化窒素(NO2)を総称したもので、空気中の窒素が高温にさらされると酸化して発生、特に燃焼温度が高いディーゼル車に多いです。PMは、排出される炭素粒子のまわりに化合物が付着したもので、燃料の不完全燃焼により排出される黒煙もPMの一つです。
2008年1月1日には、改正法が施行され、特に環境汚染が著しい地区を知事が指定(重点対策地区および指定地区)して重点的な対策を実施することや、指定地区に流入する運送事業者や荷主に排出抑制の努力義務を課すことなどが追加されました。
自動倉庫
スタッカークレーン、制御装置、在庫管理装置等を用いて入出庫作業を自動化した多段高層の棚のこと。
空間効率が向上し、機械化による省力化、作業の安全性向上、先入れ先出しが可能になる。
自由貿易地域FTZ
自由貿易地域FTZとは、輸出入貨物に関税を課さないなど、税法上の優遇を受けている地域のことです。
その地域の産業や貿易を盛んにするために設けられた制度です。日本では唯一、沖縄県(全島)が1972年の日本復帰の際に指定され、地域内で蔵置・加工・製造を行い、外国に再輸出される外国貨物は関税・内国消費税の課税が免除されるなどの関税法上の優遇および、企業に対する税制・金融上の優遇措置がとられています。
実運送事業者
自ら輸送手段を保有して貨物の運送を行う事業者こと。
これに対し、自ら輸送手段を持たずに実運送事業者を利用して運送を行う代理業者を利用運送事業者(貨物利用運送事業者)という。
実車率
全走行距離のうち実車距離(荷物を積んで輸送した輸送距離)が占める比率のこと。
実働率
車輌の利用効率を示す指標のこと。
実働率=実働延日車(一定期間中に実働車が延日数にして、何車輌あったかを表したもの)÷実在延日車(一定期間中に登録自動車が延日数にして、何車輌あったかを表したもの)
※実働車とは、貨物を乗せ走行した自動車のこと。
車扱い、コンテナ扱い
車扱い、コンテナ扱いとは鉄道貨物の輸送形態(列車形態)のことです。
車扱いは、貨車を1車単位で貸し切って輸送する形態。石油・化学薬品・セメント・石炭など貨物に合わせた専用の貨車を使用して輸送するので、専貨列車(専用貨車列車)と呼ばれています。
コンテナ扱いは、貨物をコンテナに入れて運び、貨物駅まで、あるいは貨物駅から先は積み替えることなく鉄道利用運送事業者(通運事業者)がトラックで集配送し、いわば通運と鉄道事業者が共同でドア・ツー・ドア一貫輸送を行います。以前は車扱いが鉄道輸送の大半を占めていましたが、トラックへの積み替えに手間がかかることや、輸送方法の変革により工業製品がコンテナ化されたことなどにより現在ではコンテナ扱いが主流となっています。
車上渡し
車上渡しとは、受取人が自分で荷台から荷物を出して受け取る納品方法です。
荷下ろし時の破損のリスクや責任を、ドライバーや運送会社が負担しないで済みます。荷下ろし前に荷物の破損状況をチェックすることで、トラブルを防止しています。
また、車上渡し契約は、運送会社側が荷受けの場所を詳細に指定するのが一般的です。受取人は指定された場所へ行き、荷台で受け渡しを行うことになります。レッカー車や大型の特殊車両を手配する場合は、運賃が高額になるケースもあります。重量のある商品や大型の家具などを運ぶドライバーや、売主にとってメリットが大きい受け渡し方法です。
首都圏3環状道路
首都圏に流入する自動車の約4割は、首都圏に直接用事のない自動車だといわれています。したがって、例えば東名高速や中央道から環状道路を通り、関越・東北道・常磐道など放射状に伸びる道路に連絡できれば首都圏に流入する交通量が大幅に減少し、交通渋滞の減少、交通環境改善につながります。首都圏の環状道路には、内側から首都高速中央環状・外環(中央外かく環状道路)・圏央道(首都圏中央連絡自動車道)の3つがあります。
従価率、従量率
従価率、従量率とは営業倉庫で使用される保管料の算定区分のことです。
保管料は暦日の1~10日まで、11日~20日まで、21日~月末までをそれぞれ一期とし、従価率と従量率とによって算出、合算された金額となります。
従価率は、寄託物の申込価格(価格が不適当な場合は時価になります)1000円につき銭単位で、従量率は寄託物1トン(または体積1.133立方㍍)につき円単位で、それぞれ料率が地別(甲・乙・丙級)、品目別に定められています。
出荷
出荷とは、「顧客からの注文に従って倉庫からピッキングした商品を梱包し、配送業者の運搬車に積み込む作業」のこと。
ある商品が倉庫から取り出されて顧客のもとに届けられる形に梱包され、倉庫を出るまでの流れを表します。
出庫
商品をオーダーに合わせて、倉庫内から出す作業を「出庫」といいます。近年では自動倉庫と組み合わせたコンベヤ、無人搬送車などを採用する事例も増えてきています。
出庫作業はオーダー通りに仕分けを行うオーダーピッキング、複数の出荷オーダーの商品をまとめて取りだし、仮置き場・仕分け場で配送先別に仕分けするオーダーピッキングに分類されます。オーダー件数と品目数、リードタイムにより、作業を決定されます。
循環棚卸し
在庫をロケーションごとやアイテム群ごとなどある基準に則り分割し、それらの部分ごとに日時を変えて確認する棚卸方法のこと。
一部の棚から順番に棚卸しをおこなっていくやり方で庫内作業は止めない。
商業包装
小売を中心とする商取引において、商品の一部として、もしくは商品をまとめた形で扱うために包装すること。(対義語:工業包装)
商物一致
商品の所有権の流れである商流と、モノの流れである物流が一致すること。
商物分離
商品の所有権の流れである商流と、モノの流れである物流を分離すること。
商物分離を図ることで過剰在庫の低減など、物流を合理化することができる。
商流
商品売買により、その商品の所有権が移転していく商取引活動のこと。
物流業界では、荷主企業の商慣習、得意先に対する納品条件、作業指示の流れなどを総称したもの。
小ロット
小ロットとは同種の製品を生産する量が少ないときに用いられます。 印刷では一般的に枚数のことを指し「小ロット印刷」とは「少ない枚数での印刷」ということになります。
振動試験
トラックや貨車の輸送で発生する振動により、内容物または包装が損傷をうける程度、また包装による防振、緩衝などの効果と、共振の影響を調べる試験のこと。
包装物品を振動台に載せ、振動を与える試験方法により、箱や内容物の強度または破損度を測定する。
新短期規制
排出ガスのうち、NOx(窒素酸化物)、CO(一酸化炭素)、NMHC(非メタン炭化水素)、PM(粒子状物質)の排出規制値を定めたものですが、特にNOxとPMに関し、大気汚染防止の観点から厳しい規制が定められています。
具体的な規制値は、中量車(車両総重量1.7トン超2.5トン以下)がNOx0.49g/km、PMが0.06g/kmで、重量車(2.5トン超)がNOx3.38g/kwh、PM0.18g/kwhとなっており、長期規制よりおよそ2割減少させなくてはなりません。
製品倉庫
製造した製品を出荷するまで、一時保管を行う倉庫のこと。
静脈物流
静脈物流とは、返品商品や、輸送段階で発生する包装資材など、廃品の回収に伴う物流を指します。
1990年以前、まだ大量生産・大量消費の時代が終わりきるまで、物流の対象領域は「調達→生産→流通→使用・消費」に限られていましたが、環境問題の高まりとともに、90年代以降「持ち戻り、回収」まで領域を広げる必要性が検討されるようになりました。最初は米国で取り組みが始まり、リバースロジスティクスと呼ばれましたが、日本に輸入され静脈物流とかリサイクル物流と訳されるようになりました。
積載効率
輸送機関や輸送容器の許容積載量に対して、実際に積載された貨物量の割合のこと。
先入れ先出し
先入れ先出しとは、現物の在庫管理において、入庫日時の古いモノから順番に出庫する手法のことをいいます。 「先入先出法」ともいわれます。 First-In First-Outともいわれ、FIFOと略して言われることもあります。
倉庫業の種類
大きく分けて3つの種類の倉庫のこと。
(1) 普通倉庫業
農業、鉱業(金属、原油・天然ガス等)、製造業(食品、繊維、化学工業、紙・パルプ、機械等)といった幅広い産業の様々な貨物に加え、消費者の財産(家財、美術品、骨董品等)も保管する。
法律上の分類による1類倉庫、2類倉庫、3類倉庫、野積倉庫、貯蔵槽倉庫、危険品倉庫を総称して、普通倉庫と呼ぶ。
(2) 冷蔵倉庫業
8類物品(食肉、水産物、冷凍食品など10℃以下で保管することが適切な貨物)を保管する。
(3) 水面倉庫業
5類物品(原木等)を水面で保管する。
倉庫業法
倉庫業の適正な運営を目的に制定された法律のこと。
2002年に、物流の効率化、競争力の強化を図るため、許可制から登録制へ変更し、料金の事前届出制度の廃止、トランクルーム認定制度の法制化等、倉庫業法の一部を改正した。
総合物流サービス
物流企業が、保管や輸送などの物流業務のほかに、流通加工や通関手続などの関連業務もあわせて、業務を一括して請け負うサービスのこと。
総輪エアサス
フロント/リヤともにエアサスペンションを採用することで、リヤエアサス車に比べ、荷台への振動を約2割低減。 これにより精密機械や高級生鮮食品などの輸送に適した、積荷にやさしい高品質輸送を実現しています。
走行抵抗
車両が走行する際にはいろいろな抵抗が加わり、燃費に影響します。
主なものに、(1)空気抵抗、(2)転がり抵抗、(3)勾配抵抗、(4)加速抵抗があります。
(1)空気抵抗は、空気と車体表面との摩擦により発生します。車速の2乗に比例して大きくなるといわれていますが、時速70kmを超えると抵抗はさらに大きくなります。
(2)転がり抵抗は、タイヤの変形によるエネルギー損失により発生し、主に車両総重量に比例して大きくなります。
(3)勾配抵抗は、登坂の際に発生し、主に車両重量と傾斜角度に比例します。
(4)加速抵抗は、加速した際に発生し、主に加速度と車両重量に比例します。
燃費に与える影響の度合いは、加速抵抗が60%、転がり抵抗が20~30%、空気抵抗が5~10%となっており、加速が燃費に費やされます。
加速抵抗は、ドライバーによって大きく変動します。
地場輸送
車庫地から日帰りで配送できる比較的狭い範囲内の輸送のこと。
これに対し、日帰りでは配送できない距離の輸送を長距離輸送という。
直積み(じかづみ)
ラックなどを使用せず、倉庫などの床に直接積むことです。
倉庫の保管面積が狭くパレットに入れることができなかったり、パレットに置くとはみ出すなど不安定になったり、同じ荷物が少ない場合などに行われます。
「直置き」「平置き」とも呼ばれます。
ただし、床に置いたパレットに積み込むことも直積みということがあります。
背高コンテナ
背高コンテナとは、40 フィート(ft)型コンテナ(長さ40ft=12.192m、幅8ft=2.438m、いずれも外寸法)は、高さが8ft6in(インチ)=2.591mと、9ft6in=2.896mのものがありますが、このうち9ft6inのものを背高コンテナ(またはハイキューブコンテナ)と呼んでいます。
また日本では流通していませんが、45ft型(高さ9ft6in)のものも背高コンテナに含まれます。
最大積載量(コンテナの自重と貨物の総重量)は30,480kgが一般的で、1989年にISO(国際標準化機構)規格の国際海上コンテナとして認定されました。
8ft6inですと、コンテナ積載車両の高さ(トレーラとコンテナの合計)が4.1mで、高さ指定道路(道路構造および交通の危険防止上支障がないと認めて指定された道路)を通行できますが、9ft6inは4.2mとなり、他のトレーラに積み替えるか、道路管理者による特殊車両許可が必要となります。
容積換算重量
容積を重量に換算することです。貨物輸送の料金は通常、容積重量と実重量の重い方をもとに計算します。
トラックは1m³=280kg、海上貨物は1m³=1tがよく使われます。
航空貨物は、IATA(航空運送協会)が6000cm³=1kgと定めていますが、5000cm³=1kgを採用する企業もあります。
重量建て(実重量で計算される場合)は鋼材や化学製品など定期船運賃で適用されます。容積建ては雑貨など重量が軽い場合に使用されます。
これ以外に、高額な商品は従価建て(FOB価格に一定量を積算して求める)や、ボックスレート(コンテナ1個分の運賃)などがあります。
た行~
ターミナル・ハンドリング・チャージ
ターミナル・ハンドリング・チャージは、輸出入の際、ターミナルでの諸掛かりや空コンテナの回送などのコストの一部をカバーする目的で、90年以降各港で導入されました。
ターミナル利用料(リース料)、荷役料、岸壁使用料、荷役労働者年金・保険料の合計であり、入港税、トン税、パイロット税、タグボート料などは含まれませんが、こうしたいわゆる港湾使用料金(港湾コスト)とは別立てとなっています。
コンテナ1個あたりのターミナル・ハンドリング・チャージは港、航路などにより異なりますが、1時間あたり平均でロッテルダムが130~190ドルなのに対し、横浜港では230~280ドル、ロサンゼルス港では270ドルかかるという調査もあります。
ターミナル倉庫
インターチェンジ付近に輸送の中継基地として建てられた倉庫のこと。
ダブルトランザクション・システム
大型小売店のバックヤードなど大量の商品を保管しなければならない配送センターでは、かなりの保管スペースを確保しなければなりません。このため通路の幅が狭くなったり、移動距離が長くなったり、ラックを高く積み上げることにより作業効率が悪くなりがちです。
これら倉庫内の課題を解決するのがダブルトランザクション・システムで、ストックエリアとピッキングエリアに分割し、ピッキングエリアの在庫が一定数量を下回ったらストックエリアから自動的に補充する仕組みです。
分割の仕方は、2通り考えられます。一つはストックエリアの層の一番下の段をピッキングエリアにし、パレットラックなどを利用して上段に補充用在庫を置く縦配置と、もう一つは補充用の在庫スペースとピッキング用の在庫スペースを分けてレイアウトする横配置があります。
タリフ
タリフとは運賃表(または料金表)の意味ですが、物流用語としては各利用輸送機関の運賃率表と、関税率表の2つの意味があります。
運賃率表とは、単位あたりの賃率を定めた表を指します。例えばトラックでは、重量と距離(または地域)をかけたトンキロが積算の根拠になります。厳密には各地方運輸局別の「標準運賃表」をタリフと呼んでおり、貨物自動車運送事業法では標準運賃表を参考に定めた運賃を事業開始後に届けることになっています。
また、定期船輸送などでは、個々の品目ごとに重量または容積あたりの基本運賃(ベースレート、荷役費を含む)が定められています。
税関用語としては、品目ごとに分類された輸入品に課される関税率を定めているものです。
チャーター便
特定の荷主が、通常トラック一台を借り切る契約をし、商品の輸配送を行うこと。
ディーゼル車の排出ガス規制
大気汚染防止の観点から、ディーゼル車に対しては1972年から導入されました。当初は黒煙のみを対象に制定、74年から一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)、窒素酸化物(NOx)、94年からは粒子状物質(PM)が加えられました。ディーゼル車は軽量車(車両総重量1.7t以下)、中量車(同1.7t超2.5t以下)、重量車(同2.5t超)それぞれに対し、NOx・CO・HC・PM・黒煙の上限値および平均値が定められています。自動車メーカーは規制開始以降、基準をクリアしたディーゼル車を製作しなければなりません。
テールゲートリフター
テールゲートリフターとは、トラックの荷台後部(テールゲート)に設備された荷物積み降ろし用の昇降装置のことです。荷物を載せて床面と地面の間を行き来するので、フォークリフトなどの荷役機器を使用せず、ドライバー1人で比較的重い荷物の積み降ろしができます。
ゲートが弧を描いて上下するゲート式と、垂直に上下する垂直昇降式のものがあります。ゲート式は接地位置が荷台から離れているため、側溝のある場所などでの積み降ろしに便利です。垂直昇降式は、バランスが良く荷崩れしにくいので、安定の悪い荷物の積み降ろしに向いています。操作はリモコンで行い、最大積載能力は1,500kgのものが主流です。最近では、静粛性の高い電動油圧式を採用している機種が増え、またトラックの荷台よりも高くなるものも登場しています。
デジタルピッキング
デジタルピッキングとは、物流センターなどの棚に取り付けられたデジタル表示器の指示に従って、表示された商品の個数をピッキング(摘み取る)する仕分け作業のことです。
作業者はライトの付いた棚のところに行き、表示個数をピッキングするだけなので、商品知識が無くても間違えずに、スピーディに作業が行えます。特に多品種少量の物流センターで活躍しています。
これに対し、台車に表示された指示に従って棚から商品をピッキングし、台車の各間口に仕分ける台車式ピッキングを「ピッキングカートシステム」、棚に取り付けられたデジタル表示器の指示に従って商品を種まきすることを「デジタルアソートシステム」と呼んでいます。
デジタル式運行記録計
運行記録計(タコグラフ)とは、車両の運行時に法定3要素と呼ばれる瞬間速度、運行距離、運行時間を記録する機器のことを言います。記録の保存方法により、チャート紙に針で軌跡をつけるアナログ式と、メモリーカードを使用したデジタル式があり、デジタル式はデータでの管理ができるところから事務所での管理が容易に行えます。
デジタコは、円形のチャート紙のような目視による判断が不要で、メモリーカードに記録された運行情報は事務所側の読み取り装置を介してパソコン画面上で整理された形で表示されるため、タイムリーな安全運転指導を行うことができます。
拡張性も広く、ドライバーごとのエンジン回転やアイドリング情報などを時系列的に確認し経済走行管理に利用したり、日報作成や乗務記録の集計作業にも役立てられるほか、各種周辺機器との連動により動態管理、温度管理、貨物追跡などにも応用できるものや、ドライバーに音声で警告する機器も販売されています。
デバンニング
輸送されてきたコンテナから貨物を取り卸すこと。
デポ
小型の配送拠点のこと。所定の地域の集配送を行う物流拠点。
ドーリー
小型の重量物を移送するために、手押しハンドルが付いていない台車のこと。主にトレー等を運搬する。
他に、フルトレーラーのターンテーブルが装着された台車や、空港内で使用されるコンテナやパレットを運搬する台車の事もいう。
ドックシェルター
ドックシェルターとは、冷蔵・冷凍品、食品、医薬品、電子・精密機器など、温度管理が必要な倉庫や工場などで使用される密閉型の入出庫口装置のことです。犬小屋の入口に似ていることからこう呼ばれています。トラック後部の扉を開けて入口に密着させ、室内側からスライダーまたはシャッターを開放し、荷物の出し入れ作業を行います。こうすることで、入出庫時に外気との温度差の影響を抑えます。また風雨や寒風の流出がないので作業がスムーズにできます。
固定式と、トラックの高さに合わせて位置を調節できる可動式があります。
ドックレベラー
ドックレベラーとはコンテナやトラックの荷台とプラットフォームの高低差を調整する装置のことです。物流センターやトラックターミナルなどで使用されています。
ドックレベラーを用いることにより、どんな荷姿の荷物でも、台車やフォークリフトなどで容易に積み降ろしができ、荷役作業の軽減に役立っています。
高さの調整方法には油圧方式・機械方式・エアー式などがあります。トラックの荷台とホームの間や、鉄道の貨車とホームの間で使われる渡し板をドックボードと呼んでいます。
ドライカーゴ
液体貨物などの非乾貨物以外の通常貨物のこと。
一般貨物や固体のばら積み貨物を指し、梱包有無は関係しない。
ドライブスルー輸送
ドライブスルー輸送とは大型ビルでの館内物流の効率化を目的に考案された輸送方法です。
従来の館内物流では、個々にトラックを駐車場に止めて荷捌きし、ドライバーがエレベーターで各テナントに納品するため、駐車場での滞在時間が長くなってしまいます。そこで、大型ビルの地下に荷捌き場を設け、個々のドライバーが荷捌き場に荷物を降ろせば後は専門のスタッフがまとめて納品する方法です。したがってドライバーは荷物を降ろせばハンバーガーショップのドライブスルーのように、すぐに事務所に戻ることができることから、このような名称で呼ばれています。
ドライブレコーダー
ドライブレコーダーとは、ニアミス・事故などが発生したときに、その前後数10秒の映像、位置・速度、加速度などのデータやブレーキやウインカー動作などを記録する装置です。
トラック用としては、車外用・車内用の2つのカメラ、加速度および角速度センサー、位置情報が分かるGPSなどで構成されており、ヒヤリハットおよび事故発生前後の車両挙動や前方映像、ドライバーの捜査状況を詳細に記録(例えば毎秒30フレーム)できます。
万一事故に遭遇した場合、詳細なデータを用いた事後処理・手続きの簡素化が期待できるだけでなく、事故およびヒヤリハット発生時の状況を映像やデータに記録することで、それをもとにした安全教育に生かされ、事故抑止効果が期待されています。
トラックステーション
公益社団法人全日本トラック協会の計画に基づき設置された、営業用トラックドライバーを対象とした休憩施設と運行情報センターが一体となった道路施設のこと。
トラックターミナル
路線トラックが地域間輸送を行うための合理化拠点施設のこと。荷物の積替えや方面別の仕分けが行われる。
運送事業者が自社のみで使用する専用ターミナルと複数の運送事業者が共同で使用する一般ターミナルがある。
トラックベイ
トラックベイとは、道路沿いや、歩道の一部に切り込みを入れて、短時間駐車可能なスペース(ベイ)を確保し、そこからトラックのドライバーが荷積み・荷降ろしをしたり、集荷・配達作業を行うための停車帯を指します。路上に設置されたパーキングメーターの貨物専用版といえます。
トラックヤード
トラックが駐停車し、荷物の積卸しが出来るよう設けられたスペースのこと。
トランクルーム
トランクルームとは一般消費者や企業を対象にした小口保管サービスで、生活水準の高まり、住宅や事務所スペースの狭隘化などを背景に、都市部を中心に需要が増えています。
一般消費者からは家具・衣類、書籍などの身回品や消費財、企業からはOA化に伴う磁気フロッピーなどが対象になります。いずれも「非商品」が主体です。単に預かるだけでなく、火災や盗難などから守り、また定温・低湿・防塵・防虫・防滋などを施しているものもあります。
倉庫業法で規程されており、倉庫業者が行う寄託契約に基づくものは、消費者保護の観点から「標準トランクルーム約款」や「優良トランクルーム認定制度」が設けられています。
トランジット貨物
トランジットとは「輸送・通過」を意味します。
通常、空港に到着した航空機に積まれたまま、または他の航空機に積み替えられ、取り降ろしされないで引き続き最終目的に運送される貨物のことをいいます。
トランシップ(積み替え)と非常によく似ていますが、トランシップは港湾での船から船への積み替えなのに対し、トランジットは通念的に空港でのやりとりに使われます。
ただしトランジットの厳密な意味は、(1)港湾や空港で第三国向けに積み替える貨物(2)海路と陸路を通過または接続して輸送される貨物を指します。
中継地では通関を受けずに、保税のまま第三国に積み出されますので、航空会社によっては、中継空港で他の航空会社に引き渡される貨物をトランスファー・カーゴ(Transfer=継越)と呼んでいます。
トランシップ
トランシップとは「積み替え」の意味です。積み荷港から輸送された貨物を、途中の港で別の船に積み替えることを指します。この後、最終的な積み降ろし港まで輸送されます。大型船の運航上、いったんベースポートに貨物を集約した方が良い場合などで行われています。アジアの主要港がこうした中継コンテナを積極的に取り込んでおり、例えばシンガポール港は取扱コンテナ個数の8割、台湾の高雄港は5割がトランシップ扱いです。
このように積み替えられた貨物のことをトランシップ貨物(Transipment Cargo)と呼びます。
また、外航船で輸送された貨物を艀(はしけ)や内航船などに積み替えて輸送することをフィーダー輸送といいますが、これもトランシップの一種です。
トリプルマスト
フォークリフトアタッチメントのこと。
マスト部分が3段に伸び、標準マストでは不可能な高績みや高所での積み降ろし作業が容易に行える。
天井まで高績みできるので、限られた集積スペースを有効に使う事が可能。
トレーサビリティ
トレーサビリティとは、「追跡管理」あるいは「追跡可能性」と訳されており、食品などの生産・加工・流通各段階でさまざまな情報を追跡できることを表しています。
これまで商品の追跡管理はPOSに代表されるように一次元バーコードに限定され、情報量は英数字10数文字程度に限定されていました。最近は二次元コードや電子タグ(無線でデータを読み書きできるアンテナ付のICチップ)の技術が急速に進歩したことによって大容量の情報管理が可能になり、現在、食品業界を中心にさまざまな実証実験が行われています。
トン
質量の単位のこと。
以下のような種類がある。
(1) 1メトリックトン=1000kg
(2) 1ロングトン=2240lbs=1016.1kg(英トン)
(3) 1ショートトン=2000lbs=907kg(米トン)
トンキロ
貨物の輸送量を表す単位のこと。
輸送する貨物の重量(トン)に輸送距離(キロメートル)を乗じた数。
玉掛け
玉掛けは、クレーンなどに物を掛け外しする作業のことである。 なお、法令上の表記は1990年以前は「玉掛」、以後は送りがな付きの「玉掛け」との混在が続いたが、2004年の法令改正により現在は「玉掛け」が統一的な正式表記となっている。
高床式倉庫(たかゆかしきそうこ)
トラックの荷台の高さに合わせてプラットフォームを設けた倉庫のこと。
ドックレベラーを設置し、高さの調整をする。
ドックレベラーが設置されていない倉庫でプラットフォームがトラックより低い場合は、地面を掘る。また、トラックより高い場合は、トラックのタイヤの位置に合わせたスロープ台等を設ける。
手降ろし
トラックから荷降ろしする際に人の手で荷降ろしすることを「手降ろし」と言います。 手降ろしするときでも、破損等がないかどうかを確認する必要があります。
手積み
トラックへ積み込む際に人の手で積み込むことを「手積み」と言います。 手積みするときでも、重いものを下に置く、天地の指定や上積み厳禁の指定があるかどうか、割れ物があるかどうかを確認する必要があります。
種まき方式
ピッキング効率化から考え出された方法のこと。「トータルピッキング」や「マルチピッキング」とも呼ばれる。
複数の出荷先商品・物品をまとめて(一括して)ピッキングしておき、荷さばき場に持って行ってから出荷先別に分ける方法。
少ない納品先に少ない品数を大量に出荷する場合に種まき方式が利用される。
違う方法として、「摘み取り方式」がある。
積み荷
「積み荷」には、「船舶や車両などに積んで、運送する荷物」という意味があります。
例えば「船の積み荷」という言葉には、「船に積んで、運送する荷物」という意味があります。
このように「積み荷」という言葉には、「船舶や車両などに積んで、運送する荷物」という意味があります。
積み合わせ運賃
複数の荷主の貨物を混載し、積み合わせで運ぶトラックの運賃のこと。距離重量制の運賃となる。
積み付け
トラックの荷台など限られた空間に貨物を効率よく配置すること。積み付けを上手く行う事で積載量が変わってくる。
耐荷重
倉庫の床面など、安全を保証する荷重のこと。 倉庫などの場合、耐荷重により保管可能な貨物が違ってくる。
代引きサービス
代引きサービスとは、物流事業者が、荷主の商品をユーザーに届ける際に商品の代金を回収する、いわゆる代金引換サービスのことです。通信販売などの貨物で利用されており、物流現場における付帯サービスとして広がっています。このような業務代行は、荷主(売り主)によるアウトソーシングの流れの中で、より付加価値の高いサービスに発展しつつあります。
特に決済代行では、配達完了や支払情報など物流配送情報と関連づけて提供したり、クレジットカード決済サービスを提供する事業者も登場しています。
台車
荷物を運搬する目的で使用し、一般的には車輪に取って付きの台がついた台のこと。
運搬する大きさや重さで形状が異なり仕様も変わる。
大ロット
大ロットとは同種の製品を生産する量が多いときに用いられます。大ロット生産することにより「コストダウン」「品質の均一化」などのメリットがあります。
宅配便
1口1個の貨物を家庭などに届ける小口輸送サービスのこと。
一般的に縦・横・高さの三辺の合計サイズと重量で料金を決定している。
時間指定、着払いなど様々なサービスを提供しており、離島や僻地でなければ翌日~翌々日には到着する。
単品管理
商品管理手法のこと。個々の商品の販売個数や在庫数を管理すること。コンビニエンスストアなどの小売業で行われている。
POS(販売時点情報管理)を使う事で、データの収集、分析、発注を効率的に行っている。商品管理手法には、この「単品管理(小分類)」の他、「部門別管理(大分類レベルによる販売動向の管理)」、「カテゴリー管理(中分類)」がある。
端末物流
端末物流とは、集配センターから最終ユーザー間で荷物を集荷・配送することです。
宅配便でもこれが発生しますが、宅配便のようにシステムが構築されているものとは別に、特に都市内にある商店・テナントまでトラックが直接納品する場合、多頻度小口配送、積載率の低さ、路上での荷捌きなどが交通渋滞や大気汚染を招くといった問題点が指摘されています。
荷捌き施設を近隣に設置して共同配送を行ったり、荷捌き施設から台車を使用することで、集積地域内へのトラックの出入りを抑制することなどが検討されています。
着発線荷役方式(E&S方式)
着発線荷役方式とは、鉄道貨物駅におけるコンテナ荷役方式の一つです。
列車の着発線上に荷役ホームがあるため、列車が駅に到着してすぐにコンテナの積み卸し作業ができます。以前は、列車到着後に機関車で架線のない荷役線まで引っぱっていき(入換)、そこで積み替え作業をしていましたが、架線の送電を止めることで着発線上でも荷役ができるようになりました。したがって、この方式は架線化荷役とも呼ばれています。これにより、到着からコンテナの受け渡しまでの時間が大幅に短縮されました。 E&S=Effective&Speedy Container Handling System
中ロット
中ロットとは 輸配送においては、トラック1台分の貨物量が基本的な「ロット」であり、トラック1台に満たない貨物量のことを指して、「中ロット」または「中ロット貨物」と呼びます。
中型自動車免許
車両総重量5トン以上11トン未満の中型自動車が新たに設けられ、「普通自動車」「中型自動車」「大型自動車」の3種類になりました。
中型免許は大型免許と同じく20歳以上で、普通免許を受けていた期間が2年以上、大型免許は現行の政令大型(車両総重量11トン以上)と同じく21歳以上で普通免許を受けていた期間が3年以上でないと取得できません。
中継料
主に混載便を使用した場合に、中継地点(トラックターミナル)で荷物の積み替えを行う時に発生する人件費のこと。
単独の物流企業で荷物を運送できない場合、複数の物流企業間での荷物のリレー的な受け渡しが必要になる為である。
この費用を避けるため、荷主は全国対応が可能となる物流会社と契約することでコスト低減を図ることができる。
中心市街地活性化法
中心市街地とは、本来さまざまな都市機能が集積し、歴史や文化が育まれてきた社会・経済・文化の拠点となる地域を指しますが、近年、モータリゼーションの発展やライフスタイルの変化などを背景に郊外の商業施設に人が集まるようになり、中心市街地は居住人口の減少や空き店舗の増加をはじめとする商業機能の低下など、空洞化が深刻化しています。そこで1998年7月、中小企業の保護を目的とした大規模小売店舗法(大店法)の廃止に伴い中心市街地活性化法が施行されました。正式名称は「中心市街地における市街地の整備改善および商業等の活性化の一体的推進に関する法律」です。
長距離フェリー
フェリー(Ferry Boat)は、元々自動車や貨物、旅客を同時に運ぶ「渡し船」の意味です。
離島の生活物資や住民の足として誕生しましたが、最近では中距離や長距離フェリーが発達しています。中距離フェリーは片道の航続距離が100km以上300km未満、長距離フェリーは同300km以上で、陸上輸送のバイパス的な役割を担う旅客フェリー(*)です。陸上輸送に比べ正確で安全、荷傷みも少なく、CO2排出量も少ないため、モーダルシフトの一翼を担っています。また、ドライバーが船内で休養(ドライバーが乗らないケースもある)できることもメリットとして挙げられます。
*旅客フェリー=定員が13人以上のフェリーで、フェリーの主流。これに対し13人未満を貨物フェリーと呼んでいます。
陳腐化損
陳腐化損とは、商品が旧式となり、定価で最もよく売れる期間が過ぎてしまった損失額のことを指し、航空貨物分野でよく使われます。
航空便は船便に比べ、当然コスト・運賃は割高です。ただ、陳腐化損や保管料、金利などを加味してトータルで考えた場合、特に商品が高い場合は航空便の方がコストが安くなるというものです。
通関士
輸出入貨物を国内貨物(輸入)または外国貨物(輸出)に切り替える際に税関で行われる手続きを通関といい、輸出入申告および許可の取得、保税地域への搬出入、関税納付など煩瑣な手続きが必要です。これらの手続きを代行し必要な書類を作成するのが通関業者であり、通常フォワーダーが物流業との兼務で行っています。
一部の例外地域を除き、通関業者は通関業法で定められた国家試験に合格した通関士を設置することが義務付けられています。
低温物流
生鮮食料品、冷凍食品などを低温を保持して輸送すること。
低床式倉庫
床面の高さを、倉庫の周囲の地盤の高さと同等にし、直接トラックやフォークリフトの出入りを可能にした倉庫のこと。
低排出ガス車指定制度、低公害車指定制度
NOxやPMなどの排出ガス量が指定基準以下と認められた自動車を指定し、普及を広く一般に推奨している制度です。それぞれ排出ガス規制に関する条例を制定している9都県市(首都圏の埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、横浜市、川崎市、千葉市、相模原市)が「9都県市低公害車指定制度」の名称で、実施しています。
低排出ガス認定車
排出ガス性能に優れた自動車を国土交通大臣が認定するもので、低排出ガス認定のステッカーを自動車に貼付することができます。
定温倉庫
倉庫内の温度、湿度を一定(10℃~20℃程度)にコントロールしている倉庫のこと。
また、温度が10℃以下の場合は冷蔵倉庫となる。
摘み取り方式
ピッキング効率化から考え出されたピッキング方法のこと。「オーダーピッキング」とも呼ばれる。
オーダー伝票に基づき、ピッカーが出荷先毎に商品・物品をピッキングして梱包する方法。
通販(B2C)のように出荷先は多いが出荷数が少なく、多種多様な商品を出荷する場合に利用される。
違う方法として、「種まき方式」がある。
適正在庫
品切れや過剰在庫にならない在庫水準のこと。
天井搬送システム
床の上を走行するのではなく、天井空間を利用して搬送するシステムのこと。
一般的にはモノレールのシステムが多く、三次元走行が可能である。
店着価格制
店着価格制とは、商品価格と運賃が一体となって、店舗への納品価格となっている価格決定方式を指します。物流費用が商品価格に包含されているため、輸送サービスを高度化しても物流効率化のインセンティブが働かない、あるいは物流効率化に制約を与える要件となっており、こうした取引条件(商慣行)を見直す必要があると指摘されています。
見直しの方法として、物流費用を分離表示すること、物流コストの会計基準を策定することなどが挙げられています。さらに、店着価格制の前提となる建値・希望小売価格制があります。これは、流通段階の利潤を見込んで最終小売価格をメーカーが決める制度です。
登坂能力
荷物の積載時、及び荷物を積載していない時に車輌が登坂することの出来るこう配の最大値のこと。
当配
当配とは当日配送という意味
当日配送は、「その日のうちに配送すること」を意味する言葉です。
「当日」は、「注文された日」または「発送された日」を意味します。
統一伝票
小売業・卸売業の納入用伝票のこと。
各業種向けに最適化されたものがあり、百貨店A伝票、スーパーマーケット用B伝票等がある。
到着即時輸入許可制度
到着即時輸入許可制度とは、予備審査制(貨物の到着前に書類審査を受けることができる制度)を利用した貨物のうち、検査が行われない貨物について、貨物の到着が確認され次第、ただちに輸入許可を受けることができる制度です。
輸入貨物は特に迅速な通関処理が求められていますが、輸入申告は原則として「貨物を保税地域に搬入した後に行うこと」とされています。
しかし、保税地域への搬入には時間がかかり、したがって港湾や空港に到着後、輸入許可を得るまで長時間を要します。
そこで1996年4月、航空貨物を対象に導入されました。予備審査の結果、問題がなく検査が不要とされた貨物は、保税地域に搬入することなく、輸入申告(本申告)を行えばただちに輸入許可されます。
2003年9月には海上コンテナ貨物にも対象が拡大しました。ただし、通関情報処理システム(NACCS)を利用して予備申告を行ったものが対象になります。
道路交通法
道路における危険を防止し、交通の安全と円滑を図り、道路の交通に起因する障害を防止することを目的として制定された法律のこと。
道路法
道路網の整備を図る為、道路に関する基本事項を定めた法律のこと。
特定信書便
2003年4月の日本郵政公社発足に合わせて「民間事業者による信書の送達に関する法律」(信書便法)が施行され、これまで国の独占とされてきた信書便事業に民間事業者が参入できるようになりました。信書便事業には、「一般信書便事業」と「特定信書便事業」の2つがあり、どちらも総務大臣の許可制となっています。
特定信書便事業は、付加価値のあるサービスを提供する事業として3つの類型が設けられています。
(1)長さ・幅・厚さの合計が90cm超、または重量が4kg超といった大型の信書便物を送達するサービス。営業報告書などの業務用書類をいつも同じ宛先(支社や取引先など)にまとめて発送するケースなどが考えられます。
(2)3時間以内に信書便を送達するサービス。例えば、市役所本庁から市関係の施設(大学、病院、図書館など)を巡回して文書を集配する業務や、バイクによるサービスなどが考えられます。
(3)1000円を超える料金で信書便を送達するサービス。郵便の書留や速達に類する急送扱いのサービスが考えられます。
特定輸出申告制度
特定輸出申告制度とは、コンプライアンス(企業活動における法令遵守)に優れているとして、あらかじめ税関長の承認を受けた輸出者のみ、保税地域などに貨物を搬入することなく輸出許可を受けることができる制度で、現在6つあるAEO(Authorized Economic Operator)制度の1つです。
輸出申告は、原則として「保税地域または税関長が指定する場所に貨物を入れた後」でなければ行えません。しかし、あらかじめ「コンプライアンスに優れている」と承認を受けていれば、貨物が置かれている場所(輸出者の工場や倉庫など)の所在地を管轄する税関長に対し輸出申告を行い、許可を受けることができるようになりました。
保税地域に搬入しなくてもよいことや、また税関による審査・検査もコンプライアンスが反映されることから、円滑な船積み・航空機への搭載が可能になり、リードタイム短縮や物流コスト削減につながります。
特別積み合わせ貨物運送
特別積み合わせ貨物運送とは、不特定多数の荷主企業の貨物を全国規模のネットワークで運ぶトラック運送の形態です。一定エリア内で集配し、安定した需要を前提に、異なる地域間の輸送(幹線輸送)の発地と着地に積み卸し施設を持ち、定期的(計画的)に幹線輸送を行います。
トラック運送事業(貨物自動車運送事業)は、一般貨物自動車運送事業、特定貨物自動車運送事業、貨物軽自動車運送事業に分類されます。このうち一般貨物自動車運送事業の特殊な形態として「特別積み合わせ貨物運送」が位置づけられています。
特別積み合わせ貨物運送事業
複数の荷主の貨物を混載し、全国規模のネットワークのトラックで運ぶこと。
異なる地域間の起点及び終点に積卸施設を持ち、必要な仕分けを行い、定期的に幹線輸送を行う。
一般貨物自動車運送事業の特殊な形態として特別積み合わせ貨物運送事業として位置づけられる。
届け出運賃
届け出運賃とは、貨物自動車運送事業者や貨物利用運送事業者が運輸支局に届け出る運賃のことです。2003年4月の法改正により、運賃を設定または変更後、30日以内に届ける事後届出制に変更されました(それ以前は事前届出制)。
届出書には、(1)運賃を適用する地域(2)宅配便運賃、貸切運賃など運賃の種類、額、適用方法などを記載します。以前は添付が義務付けされていた原価計算書は不要となりました。
抱き合わせ
複数の荷物を一緒に積むこと。
同じ方向に荷物を運搬する場合、個別に荷物を運んでいてはトラックに空きが出てしまい効率が低下してしまうが、複数の荷物を同時に積み込むことで運送効率を上げることが可能になる。
な行~
ナフサ
原油を常圧蒸留装置によって蒸留分離して得られる製品のうち沸点範囲がおおむね30~200℃程度のもののこと。
粗製ガソリン、直留ガソリンなどとも呼ばれる。
ネステナー
ポータブル機能を持つスチールパレットのこと。
パレタイズ品等の段重ね出来ない保管物を高積みで保管することが出来る。
安定性に優れ、使用するときの組立て作業が不要である。
また、フォークリフトによる移動性に優れており、使用しない場合は組み込みで保管できる為、省スペース化が可能である。
ノード
物流における拠点のこと。
貨物を積みかえる場所や保管される場所を表し、貨物駅や港湾、空港、配送センターやトラックターミナルなどがこれに相当する。
ノー検品
店舗納入の際に小売店側が検品を行わないこと。
荷印
輸出する貨物の外装に刷り込む記号や番号のこと。
ケースマーク(Case Mark)またはシッピングマーク(Shipping Marks)ともいう。荷印は、箱、袋または梱包(Box、Bag or Package)の見やすい場所に表示され、貨物を特定できるようにする。
荷合わせ検品
複数の作業場から用意された荷物を出荷先ごとにアソートする際に検品することを言います。 出荷先ごとに正しい荷物が振り分けられているか、正しい数量かを確認することで未然に誤出荷を防ぎます。
荷捌き場
方面別や出荷先別に、仕分けや荷揃えを行う場所のこと。出荷場機能を兼ねるものが多い。
荷姿
梱包された製品、およびその外見のこと。
例)段ボール、トレー、パレタイズ、カーゴテナー等
荷主
荷物の所有者のこと。
荷主勧告制度
荷主勧告制度とは、貨物自動車運送事業法第64条に規定され、安全運行に違反し(トラック運送事業者が)処分される行為が「主として荷主の行為に起因する」と認められ、トラック運送事業者を処分するだけでは再発防止が困難な場合、国土交通大臣は荷主に対し「再発防止のための措置をとることを勧告できる」とされています。荷主勧告の対象となる違反行為は、以前は「過積載」だけでしたが、2008年4月から「過労運転」および「最高速度違反」にも運用が拡大されました。
荷受け
送られてきた荷物や商品などを受け取ること。
荷受人
荷物を受け取る者のこと。
輸出入業務では、船荷証券を船会社に提出して貨物を受け取る事が出来る者のこと。
荷積み
船やトラックに、荷物を積み込むこと。また、ある場所に荷物を積むこと。 [類語]搭載・積載・舶載・船積み
荷送人
貨物を送る者のこと。
元々は船で送る場合の荷送人を示していたが、現在は船のみならず航空・鉄道・トラックなど全ての輸送機関を用いて貨物を送る者を指すようになった。
荷揃え
保管されている製品を、出荷指示に従い特定の場所に集めること。
荷動き
商品や貨物などの荷物の動きのこと。
荷物
運搬・運送する品物。
荷崩れ
輸送中や荷役中に振動や衝撃によって貨物の安定が崩れること。
荷崩れ検出機
荷崩れが起こったことを検知する装置のこと。
荷役
物流における作業のことで、モノの積卸し、運搬、積付け、入出庫、ピッキング、仕分け、荷揃えおよびこれらに付随する作業を指します。
軒下渡し
軒下渡しとは、ドライバー側が荷物を荷受先となる家の玄関や施設、倉庫の搬入口まで配達し、荷下ろしして引き渡す納品方式のことです。読み方は「のきしたわたし」で、「軒先渡し」と呼ぶ場合もありますが、基本的な意味は変わりません。
納品先がマンションやビルの場合は、1階のエントランスまで運び入れるケースもあります。ただ、軒下渡しは、玄関先での引き渡しまでが契約内容です。建物内部への搬入や組み立て、設置などの作業は含まれません。
中芯(なかしん)
段ボールの波形部(フルート)を構成する板紙のこと。
強度により、MA級、MB級、MC級がある。
JIS-P-3904では、115~200g/m2の坪量と規程されている。
長爪
フォークリフトの爪の長さ。複数枚の荷物を同時に荷役作業を行う為の爪(フォーク)。
内航海運暫定措置事業
日本内航海運組合総連合会(内航総連)が船舶を解撤(スクラップ)する船主に交付金を支払い、新規に建造する船主は内航総連に建造納付金を払うシステムです。
1998年に導入され、15年程度で事業を終了する予定であるため、暫定措置事業の名称が付けられています。内航海運では、船腹が過剰になるのを抑えるため、船舶を解撤(スクラップ)しなければ新たに建造できない船腹調整事業が長い間行われてきました。しかしこれが内航海運業への新規参入を阻害しているとの指摘を受け、規制緩和の流れにしたがい、98年に同事業を解消し、代わって船腹需要の適正化を図るため暫定措置事業が導入されました。
二次元バーコードシンボル
縦・横両方向に情報を持つバーコードのこと。
通常一次元バーコードは横方向のみ情報をもつが、二次元バーコードは一次元バーコードと比べ、コード化できる容量が多い。
二次元バーコードには以下の2種類がある。
(1) スタック型
通常(一次元)のバーコードを積み上げた形式のもの。
(2) マトリックス型
マトリックスのセルの白黒でコード化したもので、360度全方位から読み取りが可能である。
入荷
荷物を受け入れること。
入荷検品
入荷作業時には、届いた品物と一緒に送られてきた納品書を照合して品番や数量に間違いがないか、品物自体に損傷や品質異常がないかを点検します。
入庫
入荷した貨物を所定の保管場所に入れること。
一般的に、バーコードを用いて入荷検品を行い、棚入れするという管理を行う。
燃料電池車
燃料電池車は、水素と空気中の酸素を化学反応させて水と電気をつくり、電気をモーターにかけて走行する仕組みになっています。地球温暖化の原因とされる二酸化炭素(CO2)も、大気汚染のもととなる窒素酸化物(NOx)も排出しないため、次世代の自動車として、ホンダ、トヨタ、日産、ダイムラー・クライスラー、ゼネラルモーターズ(GM)などの主要自動車メーカーが開発にしのぎを削っています。水素ステーションから高圧水素ガス(H2)を供給するのが一般的ですが、液体水素あるいはメタノールを使うタイプもあります。
しかし、実用化にあたって、いくつかの課題があります。例えば、一回の充填で走ることができる距離(航続距離)が短いこと、水素は爆発性があるので高圧ガス保安法、消防法など各種の規制により走行できる区間や水素ステーションの場所が限定されることなどが挙げられています。
納品代行
納品代行とは、メーカーや卸などの納入業者から商品を集荷し、百貨店や大規模小売店、量販店等に納入業者の代わりに商品を一括して納品すること。
複数の納入業者から集荷した商品を配送センターに集約し、仕分けや検品を行い各配送先へ納品を行うこともある。これにより、納品時の混雑を緩和することが可能となる。
野積倉庫
普通倉庫の一種のこと。
法律上の4類物品(鉱物、木材、自動車などのうち、雨風にさらされても良いもの)を保管する倉庫。
形状は柵や塀で囲まれた区画になる。
は行~
バーコード
縞模様状の線の太さによって数値や文字を表す識別子のこと。一次元、二次元などの種類がある。
バース
船舶を停泊させるため、荷役が可能な施設と設備をもった所定の停泊場所のこと。
また、トラックターミナルなどでトラックを停めて積卸しを行うスペースもバースと呼ばれる。
パーセル
小包、小荷物のこと。
バイク便
バイクを使った輸送サービスのこと。機動力を生かした即時配達サービスが可能で、渋滞などの影響も受けにくい利点がある。
ハイブリッド・トラック
ハイブリッドは「混合」の意味で、ハイブリッド・カーは2種以上の動力源を使用する自動車のことです。ハイブリッド・トラックの場合、代表的なタイプは、ディーゼルエンジンと電気モーターを組み合わせ、発進時にはエンジンとモーターで駆動し、通常走行時にはエンジン、減速時や制動時にはモーターで自動的に発電してバッテリーに充電する仕組みです。
バイヤーズコンソリデーション
国内外のネットワーク活用により複数のサプライヤの製品を、1つのコンテナに混載し、コンテナ単位で集約輸送すること。
小口の製品を集約できることで、多品種の輸入が可能となり、業務効率化が図れる。
はい
貨物保管のために、倉庫または土場に積重ねられた荷物の集合体のこと。パレタイズをする以前の状態を言う。
はい替え
「はい付け」された貨物の保管位置を替えること。
はい付け
保管のために一定の方法で積上げること。
はい崩し
「はい付け」した貨物を積み替えなどで崩すこと。
バケット
軽量な棚保管用小物品の収納容器のこと。トレーやポリボックスがこれに当たる。
パッキングリスト
パッキングリストとは、梱包してある輸出入貨物の明細書のことです。数量が少ないときはインボイスで兼用し、作成されないこともあります。通関手続きの際に必要なパッケージごとの商品(品名)、個数、重量、荷姿、保険金額などを記入します。
バッチ処理
コンピューターシステムでデータを一括処理すること。
反対に、入出庫による在庫を即時に更新する等を行うことは、リアルタイム処理と呼ばれる。
パッド
衝撃吸収効果を持った緩衝材のこと。対象製品に合った形状をしている。
材質は発泡材、ダンボールを組み立てたものなどが多い。
隙間を埋めるために用いる袋状のバラ緩衝材は該当しない。
ハブアンドスポーク
空港などの大規模拠点(ハブ)に貨物を集中させ、そこから各拠点(スポーク)に分散させる輸送方式のことです。自転車のハブ(車輪の中心)とタイヤに向かうスポークに見立てたもので、米国の航空貨物輸送で始まりましたが、今では船舶輸送でも、国内の大規模物流拠点を中心として各地の在庫センターとの間で貨物を集配する仕組みにも使われます。
一つの拠点に貨物を集中せず、さまざまな貨物がそれぞれの経路で輸送されれば総輸送距離は長く、輸送ロットは小さくなってしまいます。例えば航空輸送の場合、各都市間で運航しなければなりませんが、ハブアンドスポーク方式を採用すれば、路線数は少なくて済み、輸送効率の面で大変有利となります。
ハラール物流
ハラールとは、イスラム法において合法なもののことで、逆に禁止されているものはハラーム(Halam)と呼ばれます。
豚やアルコールといった飲食品が有名ですが、ムスリム(イスラム教徒)が日常生活で口にするもの、身につけるもの、具体的には原材料、医薬品、化粧品、加工品などもイスラム法で規定されています。ただ合法的というだけではなく、健康的・清潔・安全・高品質・高栄養価であることも求められます。
ハラール物流とは、そうした製品や商品を安全に輸送する物流であり、特に高いトレーサビリティ(輸送経路・経歴の追跡)が要求されます。
ハラール先進国・マレーシアでは、商品・物流・小売を対象にハラール認証を設けており、マレーシア・イスラム開発局(JAKIM)が行う認証「MS」(Malaysia Standard)が最も厳しい基準といわれています。
バラ降ろし
バラ降ろしとは、手作業で荷物を降ろすことを指しています。実際にバラ降ろしを行う際は、破損がないかの確認が必要です。
バラ積み
バラ積みとは、手作業で荷物を詰め込むことを指しています。実際にバラ積みを行う際は、割れ物や上積み厳禁、天地指定などの荷物の確認が必要です。
加えて、重い荷物を下に、軽い荷物を上に置くなどの工夫が求められます。
また、バラ積み作業の負担を減らす対策には、パレットを使っての積載を行うなどの方法があります。
バルクカーゴ
バルクカーゴとは、鉄、鉱石、石炭、穀物といった大量の原材料など、粉粒体のまま包装せずに船積みされる貨物をいいます。
ほとんどが専用船で運ばれます。バルクカーゴには、鉄鉱石などのほかスクラップ、セメント、塩などの「ドライバルク」、石油類、牛乳、化学薬品などの液体品を「リキッドバルク」、長尺物や超重量品などコンテナに積み込めない「ブレイクバルクカーゴ」などがあります。
バルク輸送
タンクローリーやタンクコンテナを使用し、液状や粉末上のものを梱包せずに輸送すること。
パレタイザ
パレットに荷物を自動的に積みつける荷役機器のこと。
パレタイズ
物品をパレットに積み付けること。
パレチゼーション
物品をパレットに積み上げたままの状態で、車輌、船舶、飛行機への積卸しや輸送が行われること。
パレット
輸送、荷役、保管するため、荷物を単位数量にまとめて載せる台のこと。
フォークリフト作業の前提となるもので、コンテナとともにユニットロードシステム(物流を合理化するために単品をまとめる)に欠かせない物流資材です。
通常、最大積載量は1トンです。
パレットの語源は、フランス語の鋤・鍬(Pallete)です。
使用材料により、木製、金属製(銅・アルミ)、プラスチック製、紙製(ファイバーボード・ダンボール)があります。
形状により、平パレット、ボックスパレット、サイロパレット、タンクパレット、ポストパレット、ロールパレット、ロールボックスパレット、コールドロールボックスパレット、シートパレットがあります。
用途により、ディスポーザブル(使い捨て)、リターナブル、キャプティブ(限定使用)、エクスチェンジ(業界ごとの同一仕様)、プールパレット(業界を超えて交換利用する)があります。
実に多くのサイズがありますが、代表的なものにJIS規格となっている1100×1100mm(T11=Through11と呼ばれ、日本・韓国で採用)、1200×1000mm(中国で採用)、1200×800mm(ユーロパレットと呼ばれます)、1219×1016mm(米国で採用)、900×1100mm(ビールパレットと呼ばれます)などがあります。
T11型と12型(1200×1000mm)をアジア諸国に広めるため、アジアパレットシステム連盟(APSF)は2012年に11月12日を「アジアパレットの日」に定めています。
パレット・プール・システム
パレット・プール・システムとは同一のパレットをより多くのユーザーが循環利用することによって物流効率化を図るシステムを指します。
つまり、A地点からパレット輸送に使われたパレットがB地点で空パレット(荷物を積んでいないパレット)になっても、別の荷主がそのパレットを利用してC地点まで荷物を積んで輸送します。こうした結果、パレットはいつも荷物を積んで、AからB、BからC、CからAへと回送されることで、空パレットの返送費用などが吸収されることになります。いわば一貫パレチゼーション(発地から着地まで一貫して同一のパレットに荷物を積んだまま輸送を行うこと)をより合理的に実施するための手段といえます。
パレット・プール・システムはシステムの違いによって、「即時変換方式」「レンタル方式」「レンタル交換併用方式」「賃借決済交換方式」などがありますが、このうち主流となっているのが「レンタル方式」です。
パレットサポート
貨物が積まれた状態のパレットを多段積みするために設置する柱状の棚のこと。
床に固定せず、レイアウトの変更に対応しやすいため、貨物の種類の変化が多い倉庫で使用されることが多い。
パレットトラック
パレットに積んだ貨物の運搬に用いる油圧昇降式の機器のこと。
一般的には、ハンドリフトトラックやハンドパレットトラックと呼ばれる。
パレットラック
パレットを保管するための柱とビームで構成された棚のこと。
パレットローダー
パレタイズされた貨物をコンテナやトラックの中へ押し込んだり、中から引き出すための荷役機器のこと。
2本の埋め込みレールで1組2個のローダーを移動させるように作られている。
パレット降ろし
パレット降ろしとは、トラック内の荷物が積み付けられたパレットをフォークリフトを使用し、パレットごと降ろす荷降ろし方法です。
パレット積み
パレット積みとは、荷物をパレットの上に重ねて積み上げ、フォークリフトでトラックへ積み込む荷積み方法です。 この際、荷物はパレットに固定しておくことが必要です。
パレット積み替え
パレットの上に載っている製品を別のパレットに載せ替えることです。
例えば、パレット積みで荷主企業のパレットを使用し、荷降ろし先で独自のパレットを使用している場合は、パレット積み替え作業がある場合があります。
パワーゲート
トラックの荷台の後部にある「あおり」を水平まで開き、昇降させることにより重量物等の積卸し作業が容易に行えるようにした省力化機器のこと。
バンカーサーチャージ
燃費の高騰(下落)があった場合に通常料金に付加(割引)する料金のこと。
ハンディターミナル
ハンディターミナルとは、上位コンピューターとコネクター接続や無線等で情報交換ができる携帯用のコンピューター端末のことです。特に運輸・流通・製造などの現場で、商品の情報収集・管理などの情報処理を担う装置として活用されています。
スキャナー一体型(バーコードなどのデータを自動的に読み取る)、標準型、ノートパット型などがあります。
ハンドリフト
手動または電動でフォークを昇降させ、貨物を運搬する手押し荷役機器のこと。
バンド掛け機
外装された貨物を輸送する時の保護や、取り扱いやすくするためにバンドで緊締する機械のこと。
バンニング
輸出貨物をコンテナに詰め込む作業を「バンニング」、輸入貨物をコンテナから取り出す作業を「デバンニング」といいます。通常、輸出される貨物は保税地域である港頭地区の保税蔵置場に運ばれ、輸出通関後にコンテナへのバンニングが行われます。
一方、輸入貨物は輸出とは逆の経路となり、保税蔵置場などでデバンニングされ、搬入後に輸入通関が行われ、荷主に引き渡されます。
ピース
商品の最小単位のこと。ばらと同じ意味。
ピッキング
ピッキングとは、物流倉庫での作業の1つで、伝票やピッキングリスト・作業指示書などをもとに商品を保管された場所から取り出し、指定された場所へ集める行為です。
ピッキングには「シングルピッキング」と「トータルピッキング」の2種類があります。
シングルピッキング:オーダー単位(発送単位)にピッキングする方式
トータルピッキング:複数のオーダーの商品をまとめてピッキングしておき、仕分け場に持っていきオーダー単位に仕分けていく方式
ピッキングリスト
倉庫内でピッキングを行う際に利用する作業伝票のこと。
一般的には、商品を集めるために商品コードと数量が記載されている。また、商品の保管場所をロケーションコードで記載することで、ピッキング作業の効率化が行われる。
ピッキングロケーション
ピッキングロケーション(ピッキングエリア)とは、商品をピッキングするエリアです。ピッキングロケには、常に一定量の商品を保持できるように、在庫を保管ロケから補充する必要があります。
ビルド・トゥ・スーツ型
ビルド・トゥ・スーツ型とは大規模物流施設の開発・運営手法であり、入居するテナント(荷主企業・物流企業)の要望に沿った用地・設備を兼ね備えた物流施設を設計・建設・運営し、定期借家契約に基づき賃貸で提供する、いわばオーダーメイド型の専用施設のことです。
ヒンジドフォーク
すくい上げる機能を持ったフォークリフトのこと。原木や鋼管などの運搬に威力を発揮する。
ファーストパーティロジスティクス
荷主企業が物流システムの計画、構築、管理を行うこと。
フィーダー輸送、ドレージ輸送
輸出入貨物は、通常輸送効率向上のため大型コンテナ船などで輸送されます。大型船が寄港できる港は、水深や荷役機械などにより主要港に限定されます。したがって、主要港から生産地あるいは消費地に近い地方港へ輸送する必要があり、これをフィーダー輸送と呼んでいます。
フィーダーとは支流の意味で、フィーダー輸送とは一般に「国内中継輸送」と訳されます。ただし欧州では、例えばロッテルダム港から他国の港に輸送することもフィーダー輸送になります。アジアでも、シンガポール港で中継され、他のアジア諸港に輸送することも最近ではフィーダー輸送といわれるようになってきています。
フィーダー輸送は、通常小型コンテナ船やトレーラで運ばれます。トレーラで運ぶ場合、ドレージ輸送と呼ばれていますが、ドレージ輸送は港から港への輸送に限らず、コンテナを内陸部へ集配陸送することも意味します。
フォークポジショナー
フォークリフトアタッチメントのこと。
レバー操作でフォークを左右独立して動かして任意の開き幅にセットできるため、荷やパレットの大きさがまちまちな場合に大変便利である。
フォークリフト
フォークリフトとは、荷物を積む(積載する)フォーク、ラムなどの装置と、これを上げ下げ(昇降)させるマストを備えた(エンジンなどの)動力付き荷役運搬車両のことをいいます。フォークリフトは工場や物流倉庫、港や貨物ターミナルなど、いろいろな場所で使われています。人の力では持ち上げることのできない物でも、簡単に持ち上げたり運んだりすることのできる、とても便利なものですが、使い方を間違えると大きな事故につながってしまいますので、だれでも乗ることはできません。フォークリフトの仕組みや安全について勉強し、きちんと運転できるまで練習をして、テストに合格した人だけに運転の資格を与えられるということが、法律などで決められています。
フォークリフトには、小さなものからとても大きなものまで、たくさんの種類や形がありますが、下のように定義されて(決められて)います。
フォークリフトの種類には、カウンターバランスフォークリフト、リーチフォークリフトがあり、原動機による分類には、エンジン式フォークリフト、バッテリー式フォークリフトがあります。
フォワーダー
フォワーダーとは、自らは輸送手段を持たず、船舶・航空機・トラック・JRなどを利用し、荷主と直接契約して貨物輸送を行う事業者のことです。これに対し、自ら輸送手段を持って輸送する事業者をキャリアといいます。
法律では「利用運送事業者」と定義され、貨物利用運送事業法の規制を受けます。従来は、単に運送取次、航空代理店業、海運仲介業などを指していましたが、現在はそうした中継的な機能にとどまらず、物流をトータルコーディネートする付加価値の高いサービスを提供することが求められています。
フォワーダーチャーター
フォワーダーチャーターとは、利用運送事業者(フォワーダー、輸送機関を持たない運送事業者)が航空機の貨物スペースを1機丸ごと借りて荷主と運送契約を結ぶことです。
プッシャーバージ
プッシャーは押船、バージは艀(はしけ)の意味で、貨物を積載した艀にプッシャーボートを連結して運航する内航輸送システムのことです。
鉄道でいう機関車と貨車の関係に似ていますが、プッシャーは後ろから押すような形となります。欧米では、一台のプッシャーで複数のバージをつなぐ河川輸送が定着していますが、日本では大河川やうねりのない水域が少ないため、河川でなく瀬戸内海などでよくみられます。ただ前方の視界を確保する必要があるため、艀に多段積みができないという弱点もあります。
プッシュプルフォーク
物品を載せたシートパレットの荷役を行う機器のこと。
フューエル・サーチャージ
フューエル(燃油)サーチャージ(割増料金)は、燃油価格の急激な高騰によって、通常の運賃の適用が困難な場合に定める料金のことです。通常、航空貨物輸送や海運貨物輸送などに設定されます。
具体的には、アジア地区の代表的な指標であるシンガポールケロシン価格を基準に、燃油価格が基準値(1バレル当たり23.20米ドル)を一定期間上回った場合、各企業が設定を申請、国土交通省から認可を受けて実施されます。
フラット・ラックコンテナ
フラット・ラックコンテナとは、通常のドライコンテナの天井部と側面の鉄板がない開放型のコンテナのことです。床構造と四隅の柱で強度を保つ構造となっています。通常コンテナの高さ・幅を超える幅広・かさ高貨物を横方向や上方から積載できるため、大型機械や木材などの重量物に適しています。
プラットフォーム
貨車やトラックに貨物を積卸しするための場所のこと。
フリーロケーション
ロケーションは「位置、位置付け、位置の選定」などの意味を持つ、物流拠点内の保管に関して使用される用語です。保管場所に番地を割り振り、ピッキングの際の作業効率を考えて、例えば出荷頻度の高い商品は入口近くの番地に保管するなど最適な庫内の棚割やレイアウトを行うことをロケーション管理といいます。
ロケーション管理の方法には固定ロケーションとフリーロケーションがあり、ある商品をどの番地に保管するかがいつも決まっているのが固定ロケーションです。これだと商品は探しやすいのですがスペース効率はあまり良くありません。
それに対し、入庫のつど入庫日・番地・品名・数量を一体的に管理するのがフリーロケーションです。最近のように販売動向に合わせて在庫量を変更しなければならないときの有効な方法として注目されており、季節によって商品構成が変わる飲料やアパレルなどで採用されています。
ブルウィップ効果
小売での需要変動が増幅してメーカーに伝わり、結果として過剰在庫を生み出す現象のこと。
フルート
段ボールの中芯の波形部分のこと。
フルフリーマスト
フォークリフトアタッチメントのこと。
フォークだけが上昇するので、天井までの積み付けが可能となり集積スペースがフル活用できるため収容量が大幅に増加する。
プル型物流
実際の需要に基づき減少した在庫分を補充する方式で、倉庫側が在庫の補充分を決定する方式のこと。
フレキシブルコンベヤ
伸縮性があり、カーブの形成が可能なコンベアのこと。高さの調整、勾配を付けグラビティ(重力)搬送も可能。
フローラック
棚に傾斜があり、高所側から収納し、低所側から取り出す棚のこと。
傾斜がついているため、物品を収納すると、自動的に取り出し側に移動する。
先入れ先出しに効果的で、流動ラックとも呼ばれる。
プロフィットセンター
プロフィットセンターとは利益を生む組織、利益に対し責任を持つ組織のことです。これに対し、利益を生まない組織、サービスのレベルとコストに責任を持つ組織を「コストセンター」と呼び、物流部門はこれまでコストセンターという位置づけでした。
しかし、物流がロジスティクスと呼ばれるようになり、他社との差別化を図るためのプロフィットセンターと位置づけて、競争力強化の柱に据える企業も近年増えてきています。
ベールクランプ
フォークリフトアタッチメントのこと。
箱物、梱包物などを両側から挟み込んで、能率的に作業が進められる。パレットが不要なので、回収ロスがなく経費節減が可能。
ベルトコンベア
ベルトの上に物品を載せて運ぶコンベアのこと。
使用されるベルトの部分は、ゴムやスチール、金網、織物ベルト等、搬送物に応じて使用さる。ローラーコンベアと比較し、安価で軽量物に適する。
ベンチマーキング
ベンチマーキングとは、自社のビジネスプロセスの非効率な部分を改善するために、他社の優れた事例(ベストプラクティス)と比較・分析し、業務効率向上へつなげる経営手法のことです。
ホイールベース
車輌の前輪と後輪中心部分を結んだ距離のこと。
床の耐荷重を計算する際に使用される。
ホイールベースが小さいと、幅の狭いコーナーを通行しやすい。
ポータブルコンベア
移動が手軽に出来るベルトコンベアのこと。
トラックから鉱石や砂利等を積み卸す際に使用される。
ポケットローディングシステム
ポケットローディングとは、配送トラックが路上で荷捌きを行うための小規模スペースのことです。ポケットローディングシステムは、そうした小規模スペースを複数箇所整備してネットワーク化し、予約機能を付加したシステムで、インターネットやパケット通信などを通じて予約が行われます。
貨物車・乗用車・二輪車・自転車あるいは歩行者などが混在するエリアで、路上荷捌き車両をエリア外に転換することで、混雑緩和・環境負荷軽減が図られます。物流側にとっても、配送管理の効率化、アイドリング中止による省エネ化、路上駐車場を探すためのうろつき交通などが減り、効率改善に役立っています。
ボックスレート
コンテナ1本当たりに決まった運賃を課すこと。
この運賃は輸送品目に係らず課せられる。
引き当て
引き当てとは、受注した段階で在庫を確保しておくことです。引き当てがかかった時点で、その商品は別の方に販売することができなくなります。例えば、在庫が100個あり、A社から20個受注したとします。まだ発送前なので在庫は100個ありますが、その時点で販売可能数は80個となるので、次にB社が受注できるのは80個までとなります。
排出量取引制度
個々の企業に排出枠(温室効果ガス排出量の限度)を設定し、自分に適した削減手法を選んで自ら削減を進めていくこと。また、履行方法については、排出枠の取引等により履行することも可能である。
配車
必要に応じて、車を割り当てて差し向けることが配車です。物流業界の計画配車は効率を最優先し、配送先、配送量、配送地域などの配送計画を立て、それに対応した配車を行います。
配車計画は従来、人手による作業となっていましたが、運行管理システム(TMS;Transport Management System)の普及により、ベテラン配車マンの勘に依存しないシステム化が主流となっています。トラックに搭載した車載端末やスマートフォンなどにより、車両の稼働状況を把握でき、GPS(位置測位システム)で車両の位置情報をリアルタイムに管理できるようになりました。
配車管理
顧客の注文に応じ、貨物の品目、荷姿、重量、容積に適した車輌を割り当て、その計画、作業、実行を行うこと。
配送効率
配送効率とは、トラック(車両)の利用効率を示す指標のことです。簡単にいえば、輸送回数を減らすため、1台のトラックをいかに上手に使うかを示すもので、実働率、積載率、実車率などがその要素となります。
実働率とは、トラックの1日の実働時間の割合で、計画配車を行うことで向上させることができます。積載率は、トラックの最大積載量に対して実際に積載した量の割合で、共同配送などにより向上させることができます。実車率は、全走行距離に対し実際に貨物を載せた距離の割合で、この反対に空車距離の占める割合のことを空車率といいます。帰り荷を確保することで向上させることができます。
判取
物品や代金を授受した証として相手方の判をもらうこと。
搬出
物品を建物内から運び出すことをいいます。
搬入
「搬入」とは、運び入れること、持ち込むことを意味する言葉です。
「納入」や「納品」の意味に含まれていた「納める」こととは区別され、「運び入れる」ということです。
不定期定量発注方式
在庫が一定基準を下回った時点で一定量を発注する方式のこと。
出荷量の変動が少ない商品で使用される傾向が強い。
その他に「不定期不定量発注方式」「定期定量発注方式」「定期不定量発注方式」がある。
付帯業務
付帯業務とは、入出荷や保管などのメイン業務以外に、物流加工において発生する作業です。例えば、値札付け、タグ付け、ラベル貼り、組み立て、セット組みなどが挙げられます。
普通倉庫 (営業倉庫)
寄託を受けた物品の保管を行う倉庫のこと。設備・建物構造などにより違いがある。
倉庫の種類ごとに、国土交通大臣の定める建築基準法その他の法令の規定に適合している必要がある。
法律上の分類として、普通倉庫の種類には、1類倉庫、2類倉庫、3類倉庫、野積倉庫、貯蔵槽倉庫、危険品倉庫、トランクルーム、がある。
複々両面段ボール
中芯2枚を3枚のライナーで交互に貼付した2層段ボールのこと。
重量物や壊れやすい物品の包装に使用される。
複合一貫輸送
同一の運送人が2種類以上の異なる輸送手段を用いて連続して輸送を行い、貨物の引受けから引渡しまで一貫して行うこと。
輸送手段には、航空機、船舶、鉄道、トラックなどがある。
物流
商品が消費者のもとに届けられる流れのことを、「物流」といいます。
物流は、ただ商品を運搬することだけを指すのではありません。
物流の過程には、荷物の保管のほか、商品の包装といった一見配送とは関係のない項目も含まれます。
企業が消費者の信用を得るためには、スムーズな物流を進めていくことが大切です。
物流を重要視することで、業務の効率化が可能となり、ひいては自社の業績向上も期待できるようになります。
物流ABC
物流コストを管理する手法の一つで、ABC(Activity Based Costing)は「活動基準原価計算」と訳されています。物流の活動ごとに原価を計算することで、例えば梱包を1箱するのにコストがいくらかかったなどが把握できるため、コスト管理手法として最近非常に注目されています。
従来、物流コストは支払運賃がいくらかかったかといった投入要素別の原価計算が用いられていたため、これまでは支払い運賃を下げるよう運送会社と交渉することしかコスト削減の方法はありませんでした。
活動原価別によるABCは、ピッキング・検品・梱包・値札付けなど個々の作業ごとにコストを明らかにするもので、方法はこうした作業内容(アクティビティ)別に「単価」と「処理量」に分解していきます。単価により、一つの活動によりどの位コストや時間がかかったかがわかり、これによりピーク時に作業員を何人用意すれば良いかなどのデータが算出できます。
また活動ごとに物流コストが分かるということで、コストの発生源が特定でき、その責任を負うべき部門を明らかにすることもできるようになります。
物流VAN
Value Added Networkの略語で付加価値通信網のこと。
生産者、流通業者、金融機関などをオンラインで結ぶ情報処理システムで、貨物トレース情報、送り状などの管理に使用される。
物流XML/EDI標準
物流XML/EDI標準とは、物流EDI標準の「JTRN」に対し、物流XML/EDI標準は「インターネット対応型次世代物流EDI標準」と位置づけられます。XMLとは、ホームページの記述言語であるHTMLの後継言語で、HTMLにはない拡張機能がweb上で利用できます。
したがって、XML/EDIは、XML言語で記述したドキュメントをインターネットを介して送受信するEDI、いわゆるインターネット対応型EDIです。電子タグ(RFID)の活用に際し、物流XML/EDI標準は商品を特定する識別情報などを格納することができるので、電子タグ情報を標準フォーマットによりインターネットを通じて送受信することが可能となります。
物流アウトソーシング
アウトソーシングは「外部調達」「外部委託」と訳されて、社内で固定的に捉えていた資産や業務を外部に委託することを言います。物流をアウトソーシングする場合には、自社トラックを運送会社のトラックに切り換えるレベルから物流の企画・設計機能の外注まで色々なレベルがあります。しかし、部分的な委託では継続的な効率化はなかなか図られないのが現状です。
包括的な物流アウトソーシングの受け手として注目を集めているのが3PL(サードパーティロジスティクス)事業者です。3PL事業者は「荷主に対し物流改革を提案し、包括的に物流業務を受託する事業者」のことであり、このためSoftware、Hardware、Humanwareの3つ要素が求められます。
物流クレート
Crateのもともとの意味は「ものを運ぶ木わくまたは竹かご」のことです。物流クレートは、ダンボールの使用を削減できますが、メーカーごとに異なるサイズのものを使用していたため、仕分けや保管・配送に膨大なコストがかかっていました。そこで「物流クレート標準化協議会」が発足し、2007年4月に2種類の規格(標準サイズ)を策定し、普及に向けた取り組みを行っています。
2種類のサイズは (1)長さ587mm×幅368mm、(2)長さ557mm×幅459mm、高さは両サイズとも108mm、148mmの2種類 なお最近では、物流クレートを広く解釈し、通い箱(繰り返し使う輸送用容器)と同意語で用いられることもあります。
物流センター
商品の入荷、積換え、保管、ピッキング、仕分け、流通加工、梱包などを行い、注文に応じて品揃えし、配送する物流拠点のこと。
物流ネットワーク
物流センターや配送センター、倉庫などの物流拠点と拠点間を結ぶ輸送ルートの組み合わせのこと。
物流加工
物流加工とは、商品が生産されてから消費者やユーザーに届くまでの過程で、商品に付加価値をつけるための加工作業を指します。例えば、値札付け、タグ付け、ラベル貼り、組み立て、セット組みなどが挙げられます。物流加工を倉庫で行うメリットとしては、小売店で行うよりも効率的に作業ができ、小売店が販売に専念できる点があります。
物流拠点
倉庫、コンテナターミナル、流通センター、トラックターミナル、 デポなど物流の中間地点での施設のこと。
物流五大機能
輸配送、保管、荷役、包装、流通加工の5つのこと。
物流施設特化型リート
REIT(リート)はReal Estate Investment Trustの略で、「不動産投資信託」のことです。
投資家からの資金で不動産を購入し、家賃収入や売却益を投資家に配当する流れとなっています。
日本では2000年11月に施行された「投資信託および投資法人に関する法律」(投信法)により、個人から機関投資家に至るまで幅広く資金を集める上場型不動産ファンドの組成が可能となり、いわゆるJリートと呼ばれる企業が登場しました。
まず2001年9月に日本ビルファンド投資法人とジャパンリアルエステート投資法人が東京証券取引所に上場。物流施設特化型リートとしては、2005年5月に三井物産系の日本ロジスティクスファンド投資法人が上場しました。
物流特殊指定
物流特殊指定とは、荷主企業と物流事業者の取引に関し、荷主の優越的地位の濫用を規制するために公正取引委員会が独占禁止法に違反するおそれのある行為事例を「不公正な取引方法」として、2004年4月に指定しました。
該当する行為には、(1)買いたたき(通常支払われる対価より低い単価で運賃などを定める)、(2)減額(取り決めた運賃から一定割合を一方的に値引き)、(3)支払遅延、(4)購入・利用強制、(5)不当な経済上の利益の提供要請(当初の契約にない荷降ろし・梱包作業を無償で手伝わせる、協賛金・割戻金の支払い)、(6)契約にない運送の追加、(7)割引困難な手形の交付(8)情報提供に対する報復措置(9)要求拒否に対する報復措置などが規定されています。また、特殊指定とは別に、物流の元請け事業者が下請事業者に対し独占禁止法上に違反する行為を防止するため、同じく2004年4月から下請法(下請代金支払遅延等防止法)の対象に物流業が追加されています。
物流二法
「貨物自動車運送事業法」と「貨物運送取扱事業法」の2法のこと。
前者はトラックを自ら運行して輸送する事業、後者は営業行為として輸送サービスを利用する事業を規定している。
物流不動産ファンド
物流不動産とは、物流施設に対し不動産的な概念を取り入れたものです。従来の物流施設は、倉庫業などの物流事業者が自ら保有して寄託貨物の保管・荷役などを行うことで収益を得ていましたが、物流不動産は物流施設のスペースを貸し出し、その賃料で収益を得ています。ファンドとは、資金・国債(名詞)、または投資する・積み立てる(動詞)という意味です。これらを合体させた「物流不動産ファンド」とは、投資家から資金を調達して物流不動産を取得し運用する、一種の金融商品を指します。
物流施設は一般の建物に比べ、取得原価が安いこと、建設期間が短いこと、賃貸契約の期間が長く安定していることがファンドに組み込むメリットとして挙げられる反面、施設自体の評価が難しい、退去時のリスクが大きいなどの課題もあります。
平置き(平積み)
物品を直接床に置き保管する方法のこと。
床面に置いた平パレットの上に物品を載せユニット化したものを、段積みすることも平積みの一種である。直置き(直積み)と同じ意味。
保管
倉庫内等で物品を管理すること。
生産から消費の各工程に効率的に物品を供給するためのバッファ機能となっている。
保管形式は、自動倉庫やラック、平置きなどがある。
保管ロケーション
保管ロケーション(保管エリア)とは、商品を保管するエリアです。倉庫の奥の方に保管ロケを作り、出荷頻度の低い商品を保管ロケにまとめて置いておくことで、ピッキングの際に歩く距離を減らすことができます。
保税運送
保税運送とは、例えば港頭にあるコンテナヤード(CY)またはこれに隣接するコンテナフレイトステーション(CFS)からインランド・デポまでといった、保税地域間を外国貨物のまま運送することをいいます。
保税運送は、通関前の貨物を運送するわけで、発地の税関に申告して承認を受ける必要がありますが、取締上支障のない場合は1年の範囲内で包括して申請を行うこともできます。
ただし、容器であるコンテナ自体は別途輸出入許可を受けるので、関税法上内国貨物の扱いとなり、保税運送の手続きは必要ありません。
保税蔵置場(Customs Warehouse)
保税地域の一種類のこと。
輸入手続がまだ済んでいない貨物、輸出の許可を受けた貨物、日本を通過する貨物(これらをあわせて外国貨物という。)を置くことができる場所として、税関長が許可した場所をいう。
ここには、外国貨物を積卸し、又は蔵置(原則2年、延長可能)することができる。
保税地域
保税地域とは、外国貨物(*)の保管・加工・製造・展示などができる場所のことで、輸出入する際に貨物を留置きする場所を指します。
税関当局の管轄下にあり、関税法第30条で「外国貨物は原則として保税地域以外に置くことはできない」と定められています。保税地域外で輸出入申告するには特別な許可が必要となります。
保税地域には指定保税地域(一時仮置き場所)、保税蔵置場(長期保管が可能)、保税工場、保税展示場、総合保税地域などがあります。
*外国貨物=税関から輸出許可を受けた貨物、および輸入許可を受ける前の貨物
保税物流園区
保税物流園区は保税区内、または保税区と隣接する特定の港湾区域内に設立し、専門的に現代国際物流業を発展させる税関特殊監督管理区域を指すものとされています。
輸出入や加工貿易などの促進を目的として設置された区域である保税区よりさらに、物流を発展させる特別区域と位置づけられます。保税区は、しばしば増値税の還付時期などに関する問題が指摘されてきましたが、物流園区は貨物が搬入された時点での増値税即時還付という点が評価されています。増値税は、日本でいえば消費税に相当し、1994年に導入され、輸出還付税率は17%、13%、8%、5%の多段階に設定されています。
棒積み
用紙などの印刷物や本などの出版物を同一方向に積み上げること。
高く積み上げすぎると揺れなどでずれるのが弱点ですが、全体に荷重がかかるため理論上は棒積みが最も強度が強いことになります。
「一方積み」とも言います。
貿易円滑化協定
貿易手続きの透明性向上や迅速化を目的に、2014年11月のWTO(世界貿易機関)一般理事会で採択され、2017年2月22日に発効されました。
正式名称は「WTOを設立するマラケシュ協定を改正する議定書」。WTO協定を改正して、貿易の円滑化に関する協定を追加することを規定したもの。WTO一般理事会には、全加盟国(160カ国・地域)が参加しており、1995年のWTO設立以来、初めて全加盟国が参加して作成された協定です。(2016年12月現在の加盟国は、164カ国・地域)
全24条で構成され、通過貨物を含む貨物について、各国が実施すべき措置として貿易手続きのインターネットによる公表、輸入申告書類の事前の受理など透明性向上に関する措置を義務付けています。また、貨物到着前の申告・審査やリスクに応じた審査の導入、貿易関連手続きのシングル・ウィンドウ化など税関手続きを迅速・簡素化する措置などを規定しています。さらに、先進国が途上国で直面している問題、例えば賄賂の要求など不明瞭な貿易手続きの改善、電子化など途上国の輸出入手続き改善支援などが盛り込まれています。
こうしたことが改善されれば、世界全体の貿易コストが1割以上減少し、1兆㌦のGDP押し上げ効果が期待できると試算されています。
日本は、国会承認を経て2015年6月にWTOに受託書を送付。WTO全加盟国の3分の2にあたる110カ国が受諾したため、受託した加盟国の間で発効されました。今後の受託を含め、途上国も含まれています。
梁下
倉庫の天井を支える横梁の最も低い部分から床面までの高さのこと。
パレットを積む場合に、梁下を考慮した高さになるため、保管効率や作業性に影響を与える。
撥水段ボール
短時間の雨等で水が降りかかった場合に、水をはじき、浸透を防ぐように表面加工した段ボールのこと。
ま行~
マーケティング
製品が市場に出てから消費者の手元に届くまでに行なわれる様々な活動のこと。
マーケティング・ミックス
マーケティングの4Pを組合せて効果的戦略をとること。4Pとは、製品戦略・価格戦略・場所戦略・宣伝戦略の4つを指す。
マスト
フォークリフトの前面に付いているフォーク部分の昇降機を構成する柱のこと。
マストにより、フォークの昇降の高さが変わる。
マテハン
マテハンとは、マテリアルハンドリングの略称で、物流業務を効率化するために使用される機械の総称です。主な製品としては、運搬に使用されるフォークリフトや台車、保管に使用されるラックやネステナー、省人化や作業のリードタイム短縮に使用されるコンベア等があります。
マルチテナント型
マルチテナント型とは、物流倉庫の種類の1つで、複数のテナントが入っている物流施設です。委託先倉庫の設備を利用できるので、自社で持つことが難しい最新の物流設備を活用することもできます。比較的小規模なメーカーや通販事業者に利用されることが多く、テナントの入れ替えにも対応できるように汎用性のある施設として建設されます。
マルチモーダル
複数の、複数の形式の、複数の手段による、などの意を表す。物流で使われる場合は、道路・航空・海運・水運・鉄道など複数の交通機関を連携させること。
ミルクラン
メーカーが必要とする原材料や部品を、一台の車両で、複数の荷主の工場を巡回して集荷すること。
メザニン
中層棚のこと。倉庫内部におけるフロアを中二階形式にし、保管設備を2倍利用できるようにした。
仮設棚であり、棚は建物に固定していない独立構造で組立、解体が容易にできる。しかし、建築基準法に抵触することがあるため、現在は積極的には使用されていない。
メタノール車
低公害車の一種で、メチルアルコールを燃料とする自動車のこと。ディーゼル車と比べ、有害な一酸化炭素、二酸化窒素排出が少ない。
メトリック・トン
重量の換算単位。メートル法では1,000kgs=1メトリック・トン(M/T)
モーダルシフト
昨今の大気汚染などの環境問題、トラック輸送における道路混雑の対応として、より効率的な輸送手段へ貨物輸送を転換すること。
一般的にトラックや航空などから、二酸化炭素排出量が少なく、エネルギー効率も高い海運や鉄道へ転換することを指す。
モード
拠点間を結ぶ線(リンク)を担当する輸送機関のこと。
間口
保管物を出し入れする位置。
間口寸法
隣り合う支柱の中心間隔のこと。
や行~
ユニック
荷扱いのための小型クレーンを持つ車輌。
ユニットロード
コンテナ・パレット、容器などを用いて複数の荷物をひとまとめにした貨物のこと。
荷物を大量に取り扱う場合に行なう。
横持ち
顧客への配送ではなく、倉庫間や営業所間の輸送。
宵積み
朝一番出発の荷物を前日の夜にあらかじめ積み込んでおくこと。積置きとも言う。
床耐荷重
床の上に載せて安全であると保証できる荷量のこと。
保管設備や保管荷物、マテハン機器の総重量、床の骨組や構造、梁の長さから決まる。
階が上がるにつれて、床耐荷重は小さくなる。
輸送
工場から物流拠点間、または物流拠点間相互の貨物の運送のこと。
傭車
繁忙期など、車両が不足したときに、他の運送業者からトラックやドライバーを一時的に借り受けて、配送してもらうこと。
「傭兵+車=傭車」が転じて生まれた用語。
翌配
配送手法のひとつで、積込日の翌日に配送するサービス。
ら行~
ロット
ロットとは同種の製品を生産する際の最小単位のことです。
英語で書くとLotで「ひと組」「ひと山」という意味があります。
たとえば1ロット100個といった場合、その製品は100個から生産しますよ(100個以下では生産しない)という意味です。
この場合1ロット注文すると100個、10ロット注文すると1,000個の製品が納品されます。
発注する側からすると1ロットあたり何個なのか把握しておかないと、必要以上に納品されてしまうので注意が必要です。なお1ロットをいくつにするかは生産する側が決め、工場の規模に比例してロットも多くなっていきます。
物流業界でのロットは、輸送、荷役、保管を行う場合の「処理単位」を指します(荷主との取引単位をロットと呼ぶこともあります)。物流では、作業性と収益性の向上を高めるためにロットを設定して、ある程度まとまった量の輸送を行う必要があります。輸送効率を高めるには、トラック一台分の貨物を満載して輸送すればよいという考えです。また、発注頻度が増加すると現場の工数が増えていくため、それを回避するためにも使われています。
ライナー
段ボールの表や裏、複両面・複々両面段ボールの内側の層に使用される板紙のこと。
強度によって、LA級、LB級、LC級に区分される。
JIS P 3902では160~280g/m2の坪量と規定されている。
ラインカンパニー制
工場を少人数に細分化してひとつの独立した疑似カンパニーとし、原価ベースの出荷額から人件費、部品、前工程の原価子会社の単位ととらえ、生産性を測定していく組織単位のこと。
ラック
保管棚のこと。
積載荷重により軽量・中量・重量があり、形態別にパレットラック、回転ラック、移動ラック、積層ラックなどの種類がある。
ラッピングフィルム
何か物を包装するために用いるプラスチックフィルムのこと。「包装フィルム」や単に「ラップ」とも呼ぶ。
ラッシングバー
トラックの荷台に設置することで荷物を固定し、荷崩れ防止効果が期待できるアイテム。 大切な積み荷とドライバーの安全、車体の安全を確保する上で役立つアイテムです。 ラッシングバーには、ショーリングバーとカーゴバーの2種類があります。
ラッシングベルト
搬送物を締結するための幅広ベルトに、固定用のバックルを取付けた器具のこと。 手でベルトを引き締め、適当なトルクを加えてバックルで固定するカム式と、ラチェット機構を備え、反復を繰返すことでベルトの締込みができるラチェット式がある。 ラチェット式は「ガチャ」とも呼ぶ。
リバースロジスティクス
ロジスティクスが生産者から消費者へ商品が流れていくのに対し、リバースロジスティクスは消費者や利用者から始まる流れのこと。
主に消費者からの商品返却や、店舗や利用者からの容器再生資源の回収、廃棄などをいう。
両面段ボール
中芯を両面からライナーで貼付した段ボールのこと。
リーチ型フォークリフト
ストラドルリーチとも呼ばれるフォークリフトのこと。
フォーク部分が前方に出て、前輪で荷重を支え、回転半径は比較的小さいのが特徴。
リフト積み
トラックの荷台に出荷する荷物をフォークリフトを用いて積載する作業です。
リフト降ろし
トラックの荷台から入荷する荷物をフォークリフトを用いて荷降ろしする作業です。
ルーズ貨物
コンテナやパレットに積められていない貨物のこと。
ルート配送
商品を納品する道順を事前に決めておき、その道順に従い、配車と納品を行う配送方式のこと。
ローリー買い
トラック運送会社が燃料である軽油を購入する方法のこと。
タンクローリーで直接配送される。
ロールクランプ
フォークリフトアタッチメントのこと。
ロール紙や円筒型の荷役物を安全・確実にクランプする。左右360度回転できるので、縦横自由に積み分けられる。
路線便
配送車両が決まった拠点と配送ルートを経由して、荷物を運ぶサービスのことです。
車両は、拠点に到着するごとに荷物を積み込み、まとめて同一方面へ運びます。つまり、1台の車両で複数の荷主の荷物を運ぶので、「混載便(こんさいびん)」とも呼ばれます。
A~Z
ABC分析(ABC analysis)
適切な在庫管理システムを決めるための分析方法のこと。
在庫品を品目別に価格と販売量によって ABC の三グループに分類し、管理の重点のかけ方を決める類をいう。
どのような商品に重点をおけばよいかを戦略的に考えるための分析手法であり、主に在庫管理・品質管理・顧客管理などに使用される。
AdBlue
排出ガスをキレイにするために必要不可欠な高品位尿素水で常温で保存できる、無色・無臭の液体です。
一部のディーゼルエンジン車に搭載されている「尿素SCRシステム」で使用します。
「尿素SCRシステム」は有害な排出ガスを浄化するシステムで、
窒素酸化物という有害な物質と化学反応を起こして無害化しています。
ADC技術 (Automatic Data Capture)
自動データ取得(自動認識)技術のこと。
様々なデータ(バーコード・RFID・二次元シンボル・音声など)をコンピュータデータとして認識する技術をさす。
Additional Freight
割増運賃のこと。貨物の形状、特殊性、港湾事情や航海上の理由などで、一定割合で加算される運賃を指す。
主なものには、Heavy Lift Charge(重量貨物割増)、Lengthy Charge(長尺貨物割増)、Outport Surcharge(僻地割増)などがある。
ASN (Advanced Ship Notice)
事前出荷予定データ(事前出荷明細送付)のこと。
EDIシステムにより、ベンダーからセンター又は店舗への納品予定として送られる。
商品が入庫あるいは納品される前に、納品予定数などの情報を事前に相手先へ送付することで、荷受け場での検品作業が軽減され、作業効率を向上させることが可能となる。
フォーマットは国内標準化がされているが、業種によって異なっている。
AVG(Automated Guided Vehicle)
AVG(Automated Guided Vehicle)とは、自動搬送車のこと。無人で搬送や荷役を行うフォークリフトや搬送台車の総称。
軌道タイプと、無軌道タイプがある。
B2B(Business to Business)
商取引の形態のひとつで、企業と企業との間で取り交わされる取引のこと。
電子商取引(eコマース)の分類として用いられることが多い。
B2C(Business to Consumer)
商取引の形態のひとつで、企業と一般消費者との間で取り交わされる取引のこと。
電子商取引(eコマース)の分類として用いられることが多い。
BSC(Balanced scorecard)
経営管理・業績評価システムとして使われる管理・評価手法のこと。
企業のもつ重要な要素がビジョン・戦略にどのように影響し、業績に現れているのかを可視化するための手法。
BTO(Build to order )
製造業、メーカーでの受注生産(受注してから生産する)のこと。
メーカー側にとっては在庫リスクなどが減り、オーダーする顧客にとってはオプション設定など要不要の機能を選択するなどのメリットがある一方で、受注から製造、出荷までのプロセスが煩雑になりSCMが重要になる。最近はSCM高度化により、効率的な仕組みを構築できるようになり一般的となった。
デル・コンピューターがBTOと製造アウトソーシングでPC直販モデルを構築して成功したのは有名な逸話。
BTS型
BTS型(BTS=Build To Suit)とは、物流倉庫の種類の1つで、特定のテナントのためにオーダーメイドで建設された物流施設です。大手企業に利用されることが多く、広さや温度帯、場所など、自社の運用に合った物流倉庫を作ることができます。
Bulk Cargo(バルク貨物)
石油・小麦のように梱包されていない貨物で、ばら積み貨物とも呼ばれる。
CAO (Computer Aided Ordering)
自動発注システムのこと。
小売店が売上データを分析し、商品毎に、発注点在庫を設定する。発注点在庫を下回った在庫は、自動的に補充発注が行われる。
carrier
運送人のこと。
Carton(カートン梱包仕様)
ダンボール箱による梱包方法の一つで、比較的軽量物を梱包するのに、用いられている。書類上ではC/Tと省略することもある。
Case(ケース梱包仕様)
貨物を木箱等に入れる密閉梱包の一つで、工作機械、機械設備などの重量物を梱包するのに、広く用いられている。スチールケースにおいては、近年、諸外国の植物検疫規制強化により、検疫処理の必要がない鋼材を用いたこの梱包方法に注目が集まっている。材質としては、木材(Wooden)、スチール(Steel)、トライウォール(Tri-Wall、強化ダンボールのこと)等がある。書類作成ではC/Sと省略することもある。
CC (Charge Collect)
運賃料金が着払いであること。
CNG車
燃料に天然ガスを利用した車両。ガソリン車やディーゼル車と比べ、CO2やNOX等の排出量が少なく、低公害車。
Concealed Damage
潜伏損害のこと。
荷受人の貨物受領時点では外装・外観に異常がなく、開梱しないと発見できない損害のこと。
consignee
荷受人のこと。
consignor
荷送人のこと。
Crate(クレート梱包仕様)
外から貨物が見えるような梱包方法の一つで、透かし梱包ともいう。ケース梱包とともに、工作機械、機械設備などの重量物を梱包するのに、広く用いられてる。材質としては、木材(Wooden)、スチール等(Steel)がある。書類上ではC/Rと省略することもある。
CRM(Customer Relationship Management)
顧客管理システムのこと。
顧客の情報を管理、分析することで、適切な商品を推薦する等、顧客と長期的な関係を保つ販促活動を展開する。
CRP (Continuous Replenishment Program)
商品連続補充システムのこと。
POSデータから消費者の購入量を入手し、その分だけ商品を補充するシステム。在庫数と販売実績、販売予測、納品リードタイムを考慮し、必要在庫数や補充数を自動的に算出し、発注、納品する。
Customs Broker
荷主からの依頼を受け通関事務を代行する業者のこと。通関業務を行うには通関長の認可が必要となる。
Damage Report
貨物の損傷状態などの、チェック内容を記録した書類のこと。補償問題などで重要な書類となる。
DC
DC(Distribution Center)とは、商品の在庫を保管して、オーダーに応じて出荷する物流倉庫です。日本語では、「在庫型センター」と呼ばれます。物流倉庫内に在庫があることが特徴で、オーダーを受けた商品をピッキングして出荷します。在庫を持つことで受注時にすぐ出荷ができるため、顧客への迅速な対応が可能であり、メーカーや卸売業で多く利用されています。
DCM (Demand Chain Management)
調達から小売までのモノの供給を一つの流れとして、効率的な供給体制の構築を、小売を起点として行うこと。
サプライチェーンの中で、ムダな生産や在庫、店頭での欠品や返品を減らす。
Devanning(デバンニング)
コンテナから貨物を取り出す作業のこと。反対にコンテナ内に貨物を詰め込む作業をVanningという。
Drum(ドラム梱包仕様)
液体などを輸送する時に用いられる梱包方法の一つ。材質としては、スチール(Steel)、ファイバー(Fiber)、プラスチック(Plastic)等がある。書類上ではD/Mと省略することもある。
EDI(Electronic Data Interchange)
EDI(Electronic Data Interchange)とは、日本語では「電子データ交換」と呼ばれ、BtoBの取引において発生する「発注→受注」「出荷→納品」「請求→支払」といったやりとりを専用回線やインターネット用いて処理ができるシステムです。システム化することで正確なデータ管理や業務の効率化につながり、電話やFAXで行う際にかかる手間やコストの削減につながります。
EOS (Electronic Ordering System)
電子発注システムのこと。
小品名、数量等の発注データを、各店舗や在庫を保管している倉庫などでハンディターミナルなどの情報端末へ入力し、そのデータが卸売業やメーカーへ送信されるシステムのこと。
EPA(Economic Partnership Agreement)
経済連携協定のこと。
FTAの要素(モノ・サービスの貿易自由化)に加え、投資や人の移動、二国間協力を含む包括的な経済連携を図る協定をいう。
ERP (Enterprise Resource Planning)
企業資源計画のこと。
経営資源の有効活用を行うため、企業全体を統合的に管理し、経営の効率化を図るための手法、概念のこと。
eコマース (Electronic Commerce)
電子商取引のこと。Electronic Commerceの略。
インターネットなどのネットワークを利用して行われる商取引のこと。
取引が迅速になり、事務処理のコストが削減できる等のメリットがあるが、信用リスクやセキュリティなどの問題もある。
eマーケットプレイス
電子商取引が行われる市場のこと。
FIFO (First-In First-Out)
先入れ先出し法のこと。
FMS (Flexible Manufacturing System)
数値制御 (NC) 工作機械、ロボット、自動搬送装置、自動倉庫などを有機的に結合し、コンピューターによる制御、管理のもとで効率的に多品種の混流生産を行うこと。
少品種大量生産を目的に設計されたオートメーションシステムを、多品種少量生産にも対応できるようにした。
F級冷蔵庫
常温以下の温度で貨物を保管する冷蔵倉庫のこと。
貨物を保管する倉庫の温度帯が-20℃以下をF(フローズン)と呼ぶ。
「F」は以下のように分類される。
(1) F1級 -20℃以下~-30℃未満
(2) F2級 -30℃以下~-40℃未満
(3) F3級 -40℃以下~-50℃未満
(4) F4級 -50℃以下
GPS (Global Positioning System)
地球上の現在位置を調べるための衛星測位システムののこと。
航空機や船舶などの航行システムで使用されてきたが、近年はカーナビゲーションシステムや携帯電話でも使用され、位置情報を利用した様々なサービスが提供可能となった。
GSP(Generalized System of Preferences)
日本が「特恵受益国」と認めた開発途上国を原産地とする品目(一部の例外品目は除く)を日本に輸入する場合に、通常の関税率より低いか、あるいは無税(Free)の特恵税率の適用を受けて輸入できる制度のこと。
ICT(information and communication technology)
情報通信技術のこと。日本ではITとほぼ同義で使用されている。国際的にはICTが広く使われている。
International Courier Service
国際宅配便のこと。航空便(一部海上便)を使った小口貨物のドアtoドアサービスである。郵便物以外が対象となる。
IoT(Internet of Things)
パソコンなどコンピュータ以外のさまざまなモノ(建物、電化製品、自動車、医療機器など)がインターネットに接続され、相互に情報をやり取りすること。
ISO (International Organization for Standardization)
国際標準化機構。通称「イソ」「アイソ」。工業・農業産品の標準的品質保証規格を制定している国際機関。日本では9000及び14000シリーズが有名。特徴として、継続審査があり、取得後のレベル維持が高度に要求される。
ISO14001
国際標準化機構が制定する、環境マネジメントに関する国際規格。
ISO9000
国際標準化機構が制定する、製造や作業工程に関する国際規格。
ITF (Interleaved Two of Five)
JANコードと同様のバーコード規格のこと。
JANコードの前に1桁または2桁の「物流識別コード」を付加したも ので、「物流商品コード」という。JANと比較すると記録密度が高く、多少の印刷状態が良くないものであっても読み取りが可能となる。
ITS (Intelligent Transport Systems)
高度道路交通システム。ETCやAHS(自動運転道路システム)、VICCS(道路交通情報通信システム)等道路交通に関わる総合システム。
JAN (Japanese Article Number)
JIS(日本工業規格)により規格されたバーコードのこと。
店舗等に流通している多くの商品にマーキングされており、POSシステムや在庫管理、受発注システムなどで価格や商品名の検索に使用されている。JANはPOSシステムで活用されており、アメリカやカナダのUPC、ヨーロッパのEANと互換性があるため、全世界で利用可能な共通コードである。ただし、桁数が13桁か8桁と決まっているため、ユーザーが自由にデータを構成することはできない。
JAS(Japanese Agricultural Standard)
全国共通の日本農林規格認定マーク。
この規格の対象物資は農産物、林産物、畜産物、水産物、加工食品などで、酒類ならびに薬事法に規定する医薬品、医薬部外品および化粧品は除かれている。
登録格付機関、都道府県または農林水産省の機関がJAS規格によって格付検査を行い、合格したものにはJASマークを付けることができる。
JIS(Japanese Industrial Standards)
日本産業規格。産業標準化法により制定されるモノ・サービス等の国家規格。
KPI (Key Performance Indicator)
重要な戦略目標の成果を定量的に測定する指標のこと。(重要業績評価指標。)
業績評価指標を定めることにより、目標が明確になり、現状のパフォーマンスの把握ができる。それにより、目標値との差異分析や組織行動の再調整という目標達成への改善プロセスが機能する。物流でKPIを設定する場合、リードタイムや欠品率、輸送・保管のコスト、車両の稼働状況、在庫管理の回転率、出荷精度等がある。
Lashing(ラッシング)
ワイヤーやロープを使って、貨物がコンテの中で動かないように固定(又は固縛)すること。また、航海中の荷崩れ防止のため、ワイヤーやロープを使ってコンテナや貨物を動かないよう本船に固定することもラッシングと呼ぶ。
LIFO(last in first out)
後入れ先出し法のこと。
LLP(Lead Logistics Provider)
従来3PLが担った物流の管理・運営に加え、企画立案・計画策定まで一貫して物流を担う業態のこと。
LMI(Logistics Managed Inventory)
物流業者管理在庫のこと。
3PLの業者として物流業者が調達部品を自社の在庫として保管し、JIT(ジャスト・イン・タイム)で納入先に届ける方法のこと。
Logistics
物流のこと。元は軍隊用語である「兵站」のこと。
本来は調達から販売、消耗部品の供給という物流的な側面の他に、設備メンテナンス体制や製品のライフサイクルを課題にする広範な業務を対象としている。
Loose Cargo
コンテナに積められていない貨物やパレット化されていない貨物のこと。
PDラベル
物流ラベル。SCMラベルとも言う。
POR(Point of Receiving)
入荷時点で商品を管理すること。
POS (Point of sale system)
商品の販売時点で、品名や価格、売れた時間等のその商品に関する情報を収集、管理する(販売時点情報管理)システムのこと。
商品につけられたバーコードをレジのスキャナーで読み取り、それをコンピューターに転送する。
在庫管理や受発注管理が正確になり、複数店舗の販売動向の比較や、天候と売上を重ね合わせて動向をつかむ等、他のデータと連携した分析、活用が容易になる。
主にコンビニエンスストアや小売業等で使用され、マーケティングの材料としての活用も行われている。
RFID (Radio Frequency Identification)
小型化が進んだタグに情報を書き込み、接触することなく情報を読み取ることが可能な装置のこと。
ICタグ(情報を記録するチップと無線通信用アンテナを組み合わせた通信装置)や無線ICタグ、無線タグはRFIDと同じものを指す。
Suica、EdyカードなどはRFIDを使用した技術となる。
SCM
CM(Supply Chain Management)とは、製造から販売までの流れ(サプライチェーン)をマネジメント(一元管理)することで、効率的に業務が行われる仕組みを指します。サプライチェーンの過程では、どうしても作業の重複などが発生してしまいます。無駄な作業を省けるように一元管理することで、作業を効率化することが求められます。
SCMラベル(Shipping Carton Marking Label)
出荷梱包表示ラベルといい、物流の検品作業を簡素化・効率化するために開発された納品ラベルのこと。
このラベルには、内容明細や伝票番号などが表示されており、梱包箱を開けなくても検品が可能となる。これにより、大幅なコスト削減と物流スピードアップに繋がっている。
TC
TC(Transfer Center)とは、商品を在庫保管せず、入荷したら仕分けを行いすぐに出荷する物流倉庫です。日本語では、「通過型センター」と呼ばれます。スーパーマーケットやコンビニエンスストア、大型量販店などで多く利用されています。
Tコマース
BS、CS、デジタル放送などのTV放送を通じて行われる電子商取引のこと。
デジタルテレビ放送の双方向サービスを利用した金融取引やテレビショッピングを行うサービスが期待されている。
WMS(Warehouse Management System)
物流センターにおいて業務を効率化するために利用する倉庫管理システムのこと。
物流倉庫の入出庫管理~在庫管理・労務管理・ピッキング・梱包出荷など様々な業務情報を管理することも可能。近年では、POTなどのバーコード利用に加え、RFIDを活用したシステムなどもある。
1~9
1類倉庫
普通倉庫のこと。
普通倉庫は、設備・構造基準により1類、2類、3類の3つのグレードに分かれる。
1類倉庫は一番ハイグレードな倉庫で、いろいろな貨物が保管される。
しかし、冷蔵倉庫、危険品倉庫での保管が義務づけられている物品は保管できない。
2024年問題
"2024年問題とは、2024年4月1日に適用される働き方改革関連法に伴い、物流や運送業界で懸念されるさまざまな問題を言う。
働き方改革関連法自体は、2019年4月から順次施行されている。
労働基準法や労働安全衛生法、労働時間等設定改善法、労働契約法、パートタイム労働法などがあり、働く人が安心かつ安定して働けるよう労働環境を整え、多様で柔軟な働き方ができるようにする法律である。
2024年には、医師や建設業、運送業の時間外労働の上限規制が適用されることになっている。"
2S
2Sとは、5S(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)の中でも最も重要な「整理」と「整頓」の頭文字のSをとった言葉です。2Sは5Sに比べ実施しやすいため、業務改善を行う場合、まず2Sから実施すると改善しやすいと言われています。
2類倉庫
普通倉庫のこと。
普通倉庫は、設備・構造基準により1類、2類、3類の3つのグレードに分かれる。
2類倉庫は防火、耐火性能が不要なため、1類倉庫に比べ保管可能な品物が制限される。
3PL
「Third(3rd)Party Logistics(略して3PL)」とは、一般的に荷主に対して物流改革を提案し、包括して物流業務を受託し遂行することを言います。基本的には、荷主と運送業者という「利益相反」する関係による不都合を解決するために、ノウハウを持った第三者(日本では運送業者と同一である場合もある)が、荷主の立場にたって、ロジスティクスの企画・設計・運営を行う事業が「3PL」だと考えられています。
3R
1. Reduce(リデュース:ごみの発生抑制)、2. Reuse(リユース:再利用)、3. Recycle(リサイクル:ごみの再資源化)の3つのこと。
循環型社会を実現するために必要な3つの要素となる。
3類倉庫
普通倉庫のこと。
普通倉庫は、設備・構造基準により1類、2類、3類の3つのグレードに分かれる。
3類倉庫は、防火、耐火性能に加え、防湿性能も不要。
このことから、燃えにくく、湿気にも強い貨物が保管される。
4PL(Fourth Party Logistics)
Andersen Consulting(現在の Accenture)が自社のコンサルティングサービスをアピールするために創出した概念。
現在、物流関係者の多くは、4PLをコントラクトサービスプロバイダー、リード・ロジスティクス・プロバイダー(LLP)と同義の内容の事業で使用。
5S
5Sとは「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「しつけ」の頭文字のSをとった言葉です。5Sを実施することで、作業効率を上げることができます。
整理:不要なものを捨てる
整頓:使いやすく並べて置く
清掃:きれいに掃除をし、点検する
清潔:きれいな状態を保つ
しつけ:上記4つを守るように習慣づける
この記事の関連記事
トラック運転者の改正改善基準告示が変わります
目次 ■改善基準告示とは? ・改正の経緯 …
目次 ■改善基準告示とは? ・改正の経緯 …
運送会社の配車係のお仕事とは?
目次 運送会社の配車係とは? ・仕事内容 受注…
目次 運送会社の配車係とは? ・仕事内容 受注…
物流用語集
目次 あ行~ か行~ さ行~ た行~ な行~ は…
目次 あ行~ か行~ さ行~ た行~ な行~ は…
ITトラックスの使い方
目次 物流マッチングサイトの必要性 ITトラックスと他マ…
目次 物流マッチングサイトの必要性 ITトラックスと他マ…
物流DXとは?物流業界が抱える問題とその解決に向けて
目次 1.物流DXとは? ・物流DXの定義 2…
目次 1.物流DXとは? ・物流DXの定義 2…
運送業界の運賃について
目次 運賃引き上げ状況 全国の物流管理者賃金比較 運送…
目次 運賃引き上げ状況 全国の物流管理者賃金比較 運送…
貨物利用運送事業で物流課題を解決
昨今、中小企業の運送会社は利益を残すため、試行錯誤して大変な…
昨今、中小企業の運送会社は利益を残すため、試行錯誤して大変な…
高速道路の深夜割引見直し
国土交通省は2024年度に高速道路の深夜割引制度を見直すと発…
国土交通省は2024年度に高速道路の深夜割引制度を見直すと発…
